英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

科捜研の女15 第8話……番宣に来た草(なぎ)君

2016-01-15 20:47:26 | ドラマ・映画
「『スペシャリスト』の宅間善人(草剛)が科捜研にやってきた!」
……大々的な触れ込みだったが、最後に少しだけ顔を出しただけ。

 まあ、宅間が服役中の東京刑務所から『特別捜査係』送った土産物代わりの木彫りの猿などのニスが、“化学物質アレルギー”のヒントとなって、少しだけ本編に絡んでいた。
 また、『スペシャリスト』初回でも実際に宅間が10か月服役して、元の仲間(今後、正式に“警視庁・総合事犯対応係”に着任)に、「あれ?届いてませんでしたぁ?」と訝しがる宅間に、『科捜研の女』と連続して視聴した人は、ニヤッと合点しただろう。
 マリコが「これからも事件で協力できることがあったら、何でも言ってください」と宅間と握手した時の、目の輝きは『スペシャリスト』でのマリコの活躍を予感させた。


★風丘亜矢、再登場
 解剖医・風丘早月(若村麻由美)の娘・亜矢(染野有来)とマリコが再会。亜矢のメモによると、“6年5カ月ぶり”とのこと。
 実際の放映は、2008年5月22日「7年前の白骨死体!結婚指輪が語る過去!!」(脚本:櫻井武晴 監督:森本浩史)で、7年8か月ぶりとなる。
 土門刑事が感慨深げに「それにしても、風丘先生の娘が高校生か」と呟いていたが、“高校生になっていたこと”も驚きだが、あの放映から8年以上も経っていたことには更なる驚愕である。
 それはともかく、マリコを引っ張り回したうえ、勝手に“マリコの弟子”になると決め込む。思い込みが強く、独りよがり。母(風丘早月)の仕事への理解も薄く、科捜研の使命を丁寧に説くマリコの言葉も上っ面しか聞かない。
 そして、暴走し、母に叱られるが、猛反発。それを、マリコがフォローし、母娘、大団円というお約束コース。
 まあ、お約束はそれでいいが、高校生の亜矢の感情や行動があまりにも幼稚なので、興醒め。


★草君の番宣、亜矢の暴走などに力を注いだため、本題の事件の真相や、科学捜査は粗かった
・藤倉刑事部長(金田明夫)は「9㎞に渡る保津川流域の広範囲の山狩りは不可能だ」と、土門の捜索要請を斬って落としたが、何も山狩りしなくても、付近の建物に目星をつけて捜索するだけでよい。手間もそう掛からない。
・宅間善人と絡めたかったのだろうが、化学物質過敏症云々は、さすがに強引ではないだろうか。


本編とは関係ないが、宅間善人の口癖「わかるんですよ、俺。だって10年入ってましたから」は、あまり、イカサナイ(イカシテない)



【ストーリー】番組サイトより
沢口靖子×草剛 ドラマ初共演!!“科捜研”に宅間善人がやって来た!?
『科捜研の女』×『スペシャリスト』夢のコラボ実現!!
科学捜査のプロフェッショナルVS犯罪心理のスペシャリスト!?



 京都市内の宝石店に強盗が侵入、宝石を奪った上、警備員を殺害して逃走した。現場に残されたわずかな証拠から、犯人は強盗常習犯の進藤君和(奥深山新)と判明。京都府警は進藤を指名手配し、科捜研での鑑定は終了しつつあった。だが、榊マリコ(沢口靖子)だけは、犯人が宝石店の裏口をこじ開けて侵入した際に防犯システムが作動しなかったことに疑問を抱いていた…。
 そんな中、解剖医・風丘早月(若村麻由美)のもとに立ち寄ったマリコは、高校生に成長した風丘の娘・亜矢(染野有来)と再会。亜矢は突然、「私の調査に協力して」と言い、マリコをひとりの少女と引き合わせる。彼女は亜矢の親友・保坂麻衣(ついひじ杏奈)で、父の逸郎(渋谷哲平)に宝石強盗の共犯容疑がかかっているという。逸郎は、事件のあった宝石店に長年、派遣されていた警備員で、事件当日に限って非番だったのだ。麻衣は事件当夜、父は自分とずっと一緒だったと主張するが、逸郎は共犯として疑われることに我慢ならなくなったのか、一昨日から姿を消していた。
 マリコは進藤が犯行前、共犯者と共に宝石店の下見をした可能性を考え、事件発生前の防犯カメラ映像を確認。すると、やはり進藤は謎の男と一緒に事前に現場を調べに来ていたことが発覚。しかしながら、映像からは共犯者の身元を特定できなかった。
 ところが翌朝、事態は急変する。なんと、進藤が意識不明の状態となって河原で発見されたのだ…! 後頭部を何者かに殴られ気絶したまま、川を流れてきたようだ。共犯者と仲間割れした挙句、殺されかけたのだろうか…!? マリコは上流エリアを捜索すれば共犯者に繋がる証拠が見つかるはずと考えるが、藤倉刑事部長(金田明夫)は、それよりも共犯者と思しき逸郎の自宅を任意で捜索するのが先だと判断。マリコは逸郎父娘が暮らすアパートに家宅捜索に入る。だがそれを知った亜矢から、マリコは「マリコさんのこと、味方だと信じていたのに…!」と、なじられてしまい…!?
 そんな中、科捜研に謎の箱が届く。送り主は、刑務所…。
 その箱の中身から、マリコは事件解決の糸口を見つけて…!?



脚本:戸田山雅司
監督:森本浩史
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