(「除籍になっていた」と会見で述べる以前の)田久保市長の発言など、例えば……
6月25日の定例会では学歴について、「この件については代理人弁護士に任せている。私から個人的に発言することは控える」
と、「卒業した」という旨の断言はしていない。
断言してしまうと、卒業が事実でなかった場合に《嘘をついた》ということになってしまうからだろう。
こういう手法……某都知事を思い出してしまう。
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卒業証書については、「大学が“卒業を認定”している」という発言を繰り返していた検索でヒットした記事の中に「限られたメディアにチラ見せしただけの卒業証書(卒業証明書)」という小見出しが出てきたのには、笑ってしまった。
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▼問題事実を棚上げして、選挙で民意を問い、《当選したという事実で、問題を塗りつぶしてしまう》という手法
選挙→当選という一つの大きな事実で、問題事項をぼやかしてしまった(現在もいろいろと問題事項を告発されたり、指摘されたりしているが)。
結局、そういう問題が決着するまでは県政を仕切っている某県知事
今回の伊東市長の行為は、上記2首長を模倣しているように思えてならない。
今回の一連の市長の行為は、限りなく黒に近い真っ暗な灰色だなあ。
①「東洋大学卒ってなんだ!彼女は中退どころか、私は除籍であったと記憶している」という投書を“怪文書”と断言
②市議会の正副議長に「東洋大の卒業を示す書面」をチラ見せ
③「卒業した」とは断言しない
……市の広報などに「東洋大学卒業」と記されている件については、田久保市長が主導したものではないかもしれないが、その記述の根拠となったものがあるはず(市議会議員時代のプロフィールや選挙活動の書面の記述とか)。市の広報記事作成者に尋ねてみたいのだが……
それはともかく、①②③により田久保市長が自身が《大学を卒業していない》という自覚、認識、感覚があったと思われる。
さらに、その疑惑をきちんと否定できていない。ごまかそうとした意図を感じる。
で、2日の会見で「除籍になっていた」と告知
その際も、整合性のない説明。
さらに、昨夜(7月7日)の会見では、
《市長辞任の意向、市長選挙に改めて立候補、市議会議長らに示した卒業証書だとする書類など、関連する書類を検察に提出》
と述べた。
【学歴詐称疑い 田久保市長辞意 再立候補で説明責任は 静岡 伊東 2025年7月8日 5時08分、NHK NWES WEB】
会見で「卒業証書については本物だと信じている」としたうえで、卒業証書や在籍期間証明書などの書類を今後、静岡地検沼津支部に提出し、調査を委ねると述べた
同席した弁護士は、
「刑事告発されている案件で、重要証拠を紛失しないよう厳重に金庫で保管している。刑事訴訟法の規定に従って、これ(証拠書類)は、検察官が保管するのが筋だと判断した。
これを隠してしまったりとか破棄してしまったりとか、当然許されることではない。
敢えて言うと、弁護士が委託を受けて依頼者の利益のために預かっている証拠物というのは、刑事訴訟法上、捜査一課から押収されない権利というものがある。
正々堂々と検察官の方に提出して、司法の判断に委ねるのがいいと、田久保と話し合って決めた」
【この言葉、“チラ見せ証書”を見せないことの正当性を主張しているが、いろいろ疑念を感じる】
(疑りだしたらきりがないけれど……)
・証拠を改ざんしたり、“紛失した”“盗難に遭った”とか主張される余地があるので、あなたたちが信頼する検察機関に一刻も早く提出するべき
・卒業したという証拠書類ならば、盗難や改ざんする余地をなくすために、公の場(会見の場や市議会)に公開するのが、今後の紛失・改ざんの余地をなくす最良の手段ではないのか?
映像やコピーとして残すことに、何の不都合があるのだろうか?正々堂々と公開していただきたい
……金庫に保管て、よほど世間の目にさらしたくないのかな?
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