冠城について
慎子の情報をくれた元同僚のすみれは、冠城に毒づいていたが、嫌いや憎しみというより、“可愛さ余って”とか“愛想を尽かした”という感じだった。慎子とも深い仲だったらしいし、(女性に)土下座の経験も豊富なようだ。
女性にもてて、おちゃらけ者、それでいてキレ者というキャラクターは、右京に対抗、そして、補完できうる可能性を持っていた。
それに加え、法務省からの出向という特異な立ち位置もあったので、冠城ならではの活躍の場面も、たまにあったし、面白さを感じさせる場面もたまにあった。
しかし、冠城のおちゃらけ振りはストーリーを阻害することの方が多いように思えた。最終話で言うと、慎子の部屋への侵入エピソードの必要性をあまり感じなかった。
飄々とした言動を取る冠城は、亀山のように意見や感情を露わにすることはほとんどなかった。今回のストーリー、冠城は事件の真相を追っただけで、テロや菊本らの行為に対して自分の考えを述べることはしなかった。しかし、亀山であれば、テロや菊本らに対し、怒りや疑問を右京にぶつけ、ストーリーが深まったはずだ。
冠城のキャラ設定に問題があったのか、冠城のキャラを脚本家を活かせなかったのか、冠城を演じた反町が、こういった軽さを望んだせいなのか……
今回のエピソードで、冠城は法務省を退官、天下り先は警視庁。警察学校から始めるらしい。奇しくも、鑑識の米沢氏も異動で、警察学校の教官となった。
次シーズンでは、張れて刑事となった冠城が右京の相棒となって活躍するのだろうか?米沢氏も『相棒』卒業となるのか?
しかし、冠城がこのまま退場という可能性も持たせた終わり方でもあった。
慎子の情報をくれた元同僚のすみれは、冠城に毒づいていたが、嫌いや憎しみというより、“可愛さ余って”とか“愛想を尽かした”という感じだった。慎子とも深い仲だったらしいし、(女性に)土下座の経験も豊富なようだ。
女性にもてて、おちゃらけ者、それでいてキレ者というキャラクターは、右京に対抗、そして、補完できうる可能性を持っていた。
それに加え、法務省からの出向という特異な立ち位置もあったので、冠城ならではの活躍の場面も、たまにあったし、面白さを感じさせる場面もたまにあった。
しかし、冠城のおちゃらけ振りはストーリーを阻害することの方が多いように思えた。最終話で言うと、慎子の部屋への侵入エピソードの必要性をあまり感じなかった。
飄々とした言動を取る冠城は、亀山のように意見や感情を露わにすることはほとんどなかった。今回のストーリー、冠城は事件の真相を追っただけで、テロや菊本らの行為に対して自分の考えを述べることはしなかった。しかし、亀山であれば、テロや菊本らに対し、怒りや疑問を右京にぶつけ、ストーリーが深まったはずだ。
冠城のキャラ設定に問題があったのか、冠城のキャラを脚本家を活かせなかったのか、冠城を演じた反町が、こういった軽さを望んだせいなのか……
今回のエピソードで、冠城は法務省を退官、天下り先は警視庁。警察学校から始めるらしい。奇しくも、鑑識の米沢氏も異動で、警察学校の教官となった。
次シーズンでは、張れて刑事となった冠城が右京の相棒となって活躍するのだろうか?米沢氏も『相棒』卒業となるのか?
しかし、冠城がこのまま退場という可能性も持たせた終わり方でもあった。