英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2105夏ドラマ雑感 その2

2015-07-20 13:17:36 | ドラマ・映画
『リスクの神様』 第2話(脚本:橋本裕志)
 ヒロイン・神狩かおり(戸田恵梨香)が、(彼女の努力もあり?)第2話にして早くも危機対策室になじみ、普通のドラマになった(安定走行)。
 ドラマ冒頭、混入異物の発覚シーンが猟奇的過ぎた気がした(ミスリードの為か、視聴者の興味を引く為か)。
 真面目な総務部長の麻生次郎(岡本信人)と横柄で面倒事は他人に押し付ける社長の天野昭雄(飯田基祐)は、ぴったりはまり役だった。特に岡本信人さん、「こういう役=本人そのもの」としか見えない。その逆を突いて、社長の失脚が目的の異物混入の犯人とかの裏があるのかと思ったが、私の捻くれ過ぎだった。
 番組サイトの予告動画で、西行寺がスープに手をつけるのをためらうシーン、「異物が怖いのか」とかおりに問われ、「猫舌なんだ」と告白。その時のスーパーインポーズが「神様だって苦手なものがある」。なかなかシャレが利いている。


『花咲舞が黙ってない』 第2話(脚本:松田裕子)
 第1話より密度が濃かった。
 ただ、支店長の収賄の証拠を掴む為に、支店長室を捜索したが、これは不法侵入。こういうドラマのお決まりのシーンで、ハラハラドキドキでドラマの盛り上がりに貢献しており、一概に否定はできない。
 しかし、証拠の通帳を突きつけるのではなく、支店長の引き出しから本人の発見すべきだった(不法侵入で所在の確認まででよかった)。

『探偵の探偵』 第2話(脚本:徳永友一、原作:松岡圭祐)
 こじつけで強引な推理が目立つ。
 特に、対探偵課の新人・琴葉が阿比留から渡されたGPS付プレゼントを玲奈に届けた落ち度を責めたが、本気で危害を加える気なら、そんなミエミエの小細工はしないと思うし、不必要だ。
 玲奈を襲うなど、過激な行為が目立ち、“探偵モノ”と言うより、スパイアクション、バイオレンスドラマに近い。

『ホテルコンシェルジュ』 第2話(脚本:松田裕子、中川千英子) (第1話は未視聴)
 今回はスキッパー(宿泊代踏み倒し)の話。
 チェックアウト時間にならないと犯行が確定しないので、ホテル側としては悩ましい問題である。客として誠心誠意もてなすが、その時点でスキッパーは裏でほくそ笑んでいるのだから、腹立たしいことこの上ない。
 興味深い題材であったが、その料理の仕方に大いに問題があったように感じる。

 真犯人は、他の客・菅野友美(市毛良枝)に食事について注意されたことで改心し自首ということで落着したが、実際には、その注意の後でもパーティで豪遊しており(食べ残しも一杯)、辻褄が合わない。
 ふたりの接点が何度もあったのならともかく、友美が倒れているのを目撃しただけ。せめて、倒れた後のホテル側の誠心誠意のもてなしに感動したのなら納得できるが……


★上司たちのアドバイスを無視しまくる塔子(西内まりや)
「お客様を信じるのです」
「(疑う材料が多く信じるのが困難でも)信じる演技をしなさい」
というアドバイスを受けたが、井坂(中村靖日)に「俺の事、スキッパーだと思ってんだろう?」と問われ、
「はい、思っています」とキッパリ。
 ≪ええっ!言っちゃうんだ≫と、驚いてしまった。

 それに、「今から警察に行きます。自首します」と告白されたが、「またのお越しを、お待ちしています」と見送るって。誰か同行しないと、危険だろう。

【細かいことを言うと】
・取り引きの為の会食とは、まったく思えなかった。
・スキッパーとして渡り歩いても、豪遊はできるが、手元に何も残らない。目撃者は多いし、館内に映像も残りそう。
・井坂がスキッパーのサイトに「シナリオ通りに進行中。部屋からの眺めは絶景」と書き込んでいる。
 このサイトに注目していたのなら、気づくチャンスはあったはず
・友美が倒れた後、病室まで出張サービス…感動的だがひとりの客に手間かけ過ぎだろう。
コメント (4)
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