英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2105夏ドラマ雑感

2015-07-12 20:06:27 | ドラマ・映画
『リスクの神様』(脚本:橋本裕志)
 説明が大変なので、番組のイントロダクションを引用。

【番組プレサイト:イントロダクションより引用】
昨今、連日のようにニュースをにぎわせている、偽装、隠ぺい、不正利益供与、粉飾決算、個人情報流出などの企業による相次ぐ不祥事や、痴漢冤罪、不倫騒動などの個人間のトラブル。瞬く間に情報が拡散し、その消去が難しい現代において、“たった一度の過ち”が、企業や個人への信頼を完全に失墜させてしまうことも少なくありません。『リスクの神様』は、そんなトラブルに巻き込まれた企業や、個人、そしてその 家族を救う、危機管理専門家たちの物語です。

“the God of risk”(リスクの神様)と噂される伝説の危機管理専門家の男と、順風満帆にキャリアを積み上げてきたにも関わらず、突如出世争いに敗れてしまった女――。ドラマ初共演となり、互いにその演技力に定評のある堤さんと戸田さんが、それぞれのキャラクターをいかに作り上げ、どのような掛け合いを見せてくれるのでしょうか。さまざまな伏線が複雑に張り巡らされ、登場人物同士のクールな掛け合いで息もつかせぬ展開を見せる、硬派な本格社会派ドラマ『リスクの神様』にご期待ください!!【引用 終】



 順風満帆にキャリアを積み上げてきた神狩かおりであったが、製品のリコールの責任を背負わされ出世街道から転落。その件を処理したのが、“the God of risk”(リスクの神様)噂される伝説の危機管理専門家の西行寺。かおりは「危機対策室」でと共に働くことになったというところまでで、ドラマのイントロダクションの要素が強かった。

 ドラマ冒頭、トップ企業のプレゼンなど、きらびやかな世界が展開され、社内の権力闘争が核となるドラマかと思われたが、どうやら、当分は偽装、隠ぺい、不正利益供与、粉飾決算、個人情報流出などの処理に奔走する話になるようだ。
 “くせ者”っぽい俳優が揃っている。危機対策室のメンバーは志賀廣太郎、古田新太、森田剛、会社上層部には平幹二朗、吉田鋼太郎、小日向文世。ドラマ終盤には権力闘争も繰り広げられるのかもしれない。
 今のところ、評価は保留。

 かおりに一切の責任を背負わせるサンライズ物産と生島電機の幹部たちのしたたかさには感心した。
 でも、商品開発担当役員とはいえ、謝罪会見がかおり一人というのは違和感が強い。会社の責任押しつけを見透かされてしまうのではないだろうか。


『花咲舞が黙ってない』(脚本:松田裕子、梅田みか、横田理恵)
 臨店班のふたり(主に花咲舞)が、“間違っていること”を「間違っている」と言えずに苦しんでいる人たちのために立ち上がり、様々な事件をスッキリ解決していく痛快さが売りのドラマだ。

 私は、前シリーズ1、2回しか観ていないので、その程度は分からないが、上記の痛快さを際立たせるために、上司(今回は支店長)の悪辣さや銀行業界の理不尽さを強調、引っ張り過ぎに感じた?
 その支店長・橋爪藤一(寺脇康文)だが、日本一の業績を上げるほどの敏腕さもカリスマさも感じられず、ただ部下の尻を叩くだけの課長クラスの小者感しか感じられなかった。
 憎々しさを出す脚本や演出のせいか、役者として寺脇さんに問題があるのかは分からないが、ストーリーが薄っぺらで冗長感が強かった。
 第2話以降に期待。


『探偵の探偵』(脚本:徳永友一、原作:松岡圭祐)
 妹のストーカーに、妹の情報を渡した探偵を突き止めるため、探偵になった主人公・玲奈(北川景子)。悪徳探偵と戦うという斬新な切り口。推理(洞察)やアクションも見所を持たせている。

 明かされていない真実や裏がありそうで、よく分からない点があるが、面白く観られた。
 しかし、玲奈が(頭が)キレ過ぎで、瞬時の洞察や推理に強引さを感じた。だいたい、待ち合わせの店から犯人に
簡単に逃げられ過ぎ。
 敵と思われる阿比留佳則(ユースケ・サンタマリア)が胡散臭いというかバタくさ過ぎ。
 前副総監の遺産相続問題で、玲奈によって阿比留の工作を暴かれたが、警察は阿比留の工作への関与を表だって疑わないのか?
 疑いを持たないのなら、工作を見破れなかったとして阿比留を糾弾するのが普通だと思うが…
 悪徳探偵の報復の反撃が過激すぎ。下手をすると、殺人に至るぞ。

 先に述べたように、洞察(推理)過程に若干の抵抗を感じるが、楽しめそうなドラマである。
 
コメント
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