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英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

「真打ち」(中田七段作詰将棋)の解答

2014-11-07 23:52:12 | 詰将棋
「真打ち ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2014年4月号」の解答です。



 出題記事にぴょん太さんからコメントをいただきましたが、私の思考過程とほぼ同じだったので、借用させていただきます。

「桂馬がたくさん効いている詰将棋は頭の中で考えると勘違いしそうで大変ですが…
 初手は、王手の種類が飛車を動かすか桂馬を跳ねるか打つかの3通りしかありません。
 打つ位なら跳ねるよな、どちらでもその後の展開にはあまり変わりはなさそうだし…と考えて桂跳ねから考え始め、ざっと考えてダメそうなので初めに戻ってまた考えて…と、そこからは一気に解けました」


 ぴょん太さんのおっしゃる通り、桂馬の利きが交錯し読みがまとまらないうえ、初手に3手段があり、どれも有力そうで少し考え詰まずに、初図に戻る……というパターンに陥りました。
 詰将棋の筋としては、初手▲3三桂打で、以下△3一玉▲4三桂△同角(第1図)と角を呼び込んで

 ▲4一桂成と捨てて、初形から守備角の位置を変えておく筋、第1図で▲2一桂成とこちらに捨てて玉を移動させる筋、あるいは▲1二飛の開き王手浮かぶのですが、詰みが見えません。
 で、初形に戻って、飛車を移動させる開き王手を考える。
 そして、また初手桂打ちに戻り、第1図に到達する……というサイクルを数回繰り返し、ここで、いきなり閃く!



 ▲4二飛成!……この手が見えませんでした。
 △4二同玉と取られると詰みそうもないというイメージがあるというのが主因なのですが、「飛車を動かすのは玉が4一にいて開き王手になる時」という先入観があったということも大きな原因のように思います。


 第2図の▲4二飛成に△同玉に、▲4一角成でぴったり詰みです。


 飛車で隠れていた角が最後にビシッと決める。(打たずに成りましたが)真打ちの角でした。

詰手順……▲3三桂打△3一玉▲4三桂△同角▲4二飛成△同玉▲4一角成まで7手詰
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相棒 season13 第4話「第三の女」

2014-11-07 22:06:35 | ドラマ・映画
「第三の女」ということだったが…

 「第三の男」(season3、第6話)を彷彿させるタイトル。陣川警部補に匹敵する存在になるかと期待したが、捜査を掻き回しただけの一過性の登場人物で終わってしまった。(陣川警部補もseason3では1事件のみ関わっただけで、元の経理に戻ってしまったが、台風、否、つむじ風みたいに時折、特命係に襲来するようになった)

 浅木真彩(原田夏希)は、出向先の警察庁から異動してきた警部補。陣川と違って頭の回転も速く目先が利き、伊丹や芹沢をリードできる地位と才覚があると思われた。
 しかし、『相棒』での立ち位置としては、一課に配属されたので、特命係とはライバルの関係で、特命係と行動を共にすることはなく、陣川よりは特命係との絡みは浅かった
 彼女は今回の事件を処理するために警察庁から派遣されていたが、今回の事件の被害者が彼女の恩人でもあり個人的な意図も持っていた。ただ、上司からの命令が事件の本質とはやや外れたものであったため(この点についての考察は後述)、特命係が事件の核心に迫る際には蚊帳の外
 警察庁の勅使河原を追求する時には立ち会ったが、彼女の決断が方向違いだったため、「第三の女」は腰砕けに終わってしまった。
 彼女が警察学校を退学されそうになった時、名取が庇ったのは≪苛めを許せなかったという彼女の正義感を、警察官として活かしてほしかった≫という思いからで、外部から警察の腐敗を正してほしかったというのは大きな勘違いであろう。勅使河原に三下り半を叩きつけるというのは、その場では見栄えがいいかもしれないが、ドラマの筋や名取の思いを台無しにした誤った決断であったように思う。


★さて、今回、浅木の一課への配属による捜査、さらに、被害者と浅木との関わりを描いたため、事件やストーリーについては雑だったように感じた。
1.警察庁と警備会社との官製談合と防犯カメラの配置データとの係わりががよく分からない
 (ストーリー上の都合だとは思うが)名取が談合の証拠として防犯カメラの配置データを提示するのは不自然。実際の発注状況と金の流れを示すデータの方が信憑性がある。
 そもそも、週刊誌にリークするのは名取らしくないように感じた。彼女の性格から考えると、もっと正攻法を取りそうなものだ。

2.≪なぜ、殺されたのか?≫という視点が弱かった
 被害者・名取と浅木の関わりを追った為、被害者の直前の行動・足取りを追わず、≪何故?誰に?殺されたのか?≫を強く考えることがなかったため、漏えい画像からいきなり犯人追及となった唐突感が強かった

3.勅使河原の不可解な指示・行動
 防犯カメラ配置データを飲み屋に忘れ物をし、それが、そのデータが暴力団に流出した可能性もあり、浅木を捜査一課に送り込んだのだが、その指示が「名取の遺留品の鍵を手に入れること」というのは中途半端。しかも、鍵を手に入れたにも関わらず、ずっと放置していたのも不思議

4.ロッカーに関する謎
 名取は何故あのデータだけ、違うロッカーに保管したのだろうか?
 麻木は五本あった鍵の中から、何を根拠にデータがある鍵を選んだのだろうか?

5.2週続けて、犯人を嵌める
 1回でも問題だと思うが、2週続けては大問題。
 正規の証拠を示してほしいものである


★右京の細かい推理や着眼点には相変わらず感心
・名取の現場に向かう映像から彼女の身元を推察
・部屋の残された雑誌の付箋から最近の彼女の行動に迫る
・遺留品の鍵の本数をしっかり記憶。データの削除痕跡も指摘。
・漏えい写真の隅に僅かに写り込んだ模様から、一度言っただけの喫茶店に使用されていたコースターを思い出す



【ストーリー】番組サイトより
 捜査一課に浅木真彩(原田夏希)という、警察庁に出向していた女性が新加入することになった。伊丹(川原和久)・芹沢(山中崇史)と組むことになった彼女は、早速ビルから転落死した身元不明女性の捜査に加わる。
 既に捜査に乗り出していた右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)は、死亡直前の女性の行動から、警備会社の関係者ではないかと推理。調べると、彼女は警察庁を退職後に警備会社に移籍した名取恵子(菅原あき)という女性であることが分かる。さらに捜査を進めると、恵子が勤めていた会社に、警察庁との官製談合の疑いが浮上。
 恵子は、それを告発しようとして消されたのではないか? 右京たちは、真彩が警察庁の出身者ということで、恵子について何か知らないか聞くが、真彩は面識がないと答える。ところが、その後、思わぬ事実が判明し…!?

真彩が否定した、恵子との意外な繋がりとは?
防犯カメラの“死角”で起きた事件の真相は?
事件は、大手警備会社と警察庁をめぐる巨大スキャンダルへと発展していく!

ゲスト:原田夏希

脚本:徳永富彦
監督:橋本一
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残暑がない、反面、よく台風がやってきた秋も深まってきた

2014-11-07 19:39:38 | 歳時メモ
 今年は8月末から涼しくなり残暑がほとんどなかった。それでも9月上旬28~29℃の日が続いたが、真夏日は6日(32℃)のみ。9月初旬は夏の空気が残っていたものの、日本付近に前線帯が停滞したため日照時間が少なく、その後、晴天が続いたが、秋の乾いた涼しい空気が晴天の因だったため、夏のような残暑にはならなかった。
 秋全体を通しては、晴天が多く過ごしやすかったが、平日もったいないほど晴れていて、週末になると台風などで荒れ模様になるという意地悪な秋でもあった。

 そんな秋も11月も初旬を過ぎ、街路樹の紅葉も濃くなりつつある。
 紅葉の早い花水木は紅が濃くなり、郡部では散ってしまったものも多い。
 銀杏も早いものは黄色が濃くなってきている。
 紅葉はそろそろ赤が目立ってきた程度。

 そう言えば、一昨年、「2012年紅葉 その1 ~11月8日撮影~」という記事を書いたが(記事のアップは12月6日)、日野川河原の広葉樹の紅葉・落葉は本日(11月7日)と一昨年はほぼ同程度であった。
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