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気になったニュース 220601a

2022-06-01 08:58:43 | be short


以下Bloomberg Newsをコピーします。

・【ウクライナ】次はガス禁輸でEU意見相違、南部の原発にロシア兵 2022年5月31日 14:57 JST 更新日時 2022年6月1日 6:12 JST
欧州連合(EU)臨時首脳会議はロシア産石油の部分的禁輸で合意し、31日に終了した。ウクライナに軍事侵攻したロシアとプーチン大統領への制裁第6弾に道を開いた。反対していたハンガリーを説得して合意にこぎ着けた各国だが、次の措置としてロシア産天然ガスを制裁対象に加えるかどうかを巡り、既に意見の相違が目立っている。ベルギーのデクロー首相は「いったん間を置く」局面だと主張。ラトビアのカリンシュ首相は天然ガスの禁輸を推し進めるべきだとの意見を表明した。ロシア軍は東部ルガンスク州の制圧に向けて攻勢を強めている。

▽プーチン氏と話すことの是非、EU首脳が議論
5月30、31日に行われたEU首脳会議では、ロシアのプーチン大統領と電話で話し合うことに価値があるかどうかを巡って議論が行われた。チェコのフィアラ首相が明らかにしたもので、一部の首脳はプーチン氏には誰も連絡を取るべきではないと主張。これに対し、ロシアによるウクライナ攻撃終了に寄与するとして、プーチン氏の考えを知ることは重要だとの意見もあったという。

▽デンマークへのガス供給、ロシアが停止へ
ロシアはデンマークへのガス輸送を停止する。デンマーク最大の公益企業オーステッドは6月1日に供給が止まるとの見通しを明らかにした。同社は5月30日、ロシア政府系ガスプロムが要求したルーブルでの支払いに応じるつもりはないと発表していた。

▽ロシア国債巡る決定を延期
クレジットデリバティブ決定委員会(CDDC)は31日、ロシア国債に関して支払い不履行の事由が発生したかどうかの検証を続けるため、6月1日に3度目の会合を開くことで同意した。

▽ザポロジエ原発にロシア兵-ウクライナ原発公社トップ
ウクライナ南部にあるザポロジエ原発に約500人のロシア兵や戦車、兵器などが集結していると、ウクライナ原子力発電公社エネルゴアトムのトップ、ペトロ・コティン氏が記者団に対して述べた。

▽ルガンスク全州制圧に向けて進軍
ロシア軍はルガンスク州セベロドネツク市の中心部に向かってゆっくりと進軍している。同州のガイダイ知事が明らかにした。セベロドネツクは同州でウクライナ軍がなお支配している都市の一つ。

▽ウクライナ穀物輸出、62%減少
ウクライナの穀物輸出が5月に前年同月比62%減少したことが政府データで示された。ロシア軍がウクライナの海港を閉鎖していることが影響した。

▽スウェーデンとフィンランドのNATO加盟申請にトルコ引き続き難色
トルコのエルドアン大統領は英経済誌エコノミストへの寄稿で、スウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟に向けた「妥協なき主張」はNATOのアジェンダに「不必要な項目」を加えると指摘。両国が参加すればトルコと将来のNATOの安全保障リスクが増すとして、加盟阻止を辞さない構えを改めて示した。

▽ゼレンスキー大統領、ロシアは混乱をもたらそうとしている
ウクライナのゼレンスキー大統領は欧州理事会へのビデオ演説で、ロシアが欧州に「混乱」をもたらそうとしていると批判した。同国への制裁第6弾を各国に促す演説の中で、ロシアはエネルギー価格を急騰させることで欧州市民が自国政府に抗議する展開となるよう仕向けていると主張した。また、ウクライナからの食料供給を絶つことでアジアやアフリカに飢饉を引き起こし、両地域から欧州への大量移民の流れをつくりだそうとしているとの見方も示した。

▽EU首脳、ロシア産原油の一部禁輸で合意
EU首脳はロシア産原油の一部禁輸で合意した。ミシェルEU大統領(常任議長)が30日遅くに明らかにした。対ロ制裁第6弾に道を開くものになる。制裁はロシアから海上経由でEU加盟国に輸送される原油・石油製品の購入を禁じる内容。ただパイプライン経由の原油は一時的な適用除外となる。

▽ロシア、オランダ企業へのガス供給を停止へ
ポーランド、ブルガリア、フィンランドに続き、ロシアはオランダ企業にもパイプライン経由のガス供給を停止すると警告した。オランダのガステラはロシア側の支払い要件の受け入れを拒否したことから、ガスプロムからの供給が31日に停止する。

▽バイデン大統領、ロシアを攻撃できるロケットシステム供給しない
バイデン大統領は、ウクライナに遠距離ロケットシステムを供給するかとの質問に対し、米国は「ロシアを攻撃できるロケットシステムをウクライナには供給しない」と述べた。

以上


軍事衝突ではロシアが若干有利に進んでいて、経済制裁では、ロシアの原油はインド中国に振り替えられると思われるので、また、ロシア市民が欧米からの輸入品不足で困らないなら、現在は五分五分でしょう。小麦の世界輸出の30%がロシアとウクライナからのもので、これが滞ると特にアフリカ諸国は飢餓状態に入るので、ロシアが飢餓防止の差配者になりましたので、食糧制裁ではロシア有利ということでしょう。 総合的には若干ロシア有利ですので、プーチンはウクライナとの和平交渉を、友人のトルコ大統領エルドラン氏を動かして、近々模索するでしょう。また今後、ロシアは急襲作戦から、戦闘+休戦を繰り返す作戦に舵を切り、ウクライナ+民主国側の内部分裂を狙うようにも思います。民主国内は異見の集約に時間がかかりますので、時差的に、民主国側の国家間の対立は避けられず、各国の連携に問題が生じやすい弱点を持っていますので、強権国はここをついてくるでしょう。
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