マイナンバーにはチマチマとそして様々な問題が出てきています。
別人の住民票や戸籍の写しが出てきたり、抹消したはずの印鑑登録が出できたり、保険証で使ったら別人の名前や薬のデータが出てきたりしてきました。
マイナンバーへの不安は、①カードに入力してある個人情報が他人に漏れるのでは? ②カード情報のセキュリティー体制は万全か? ③銀行・証券口座にひも付けされると財産がばれるのでは? で、 「やっぱり」マイナンバーは「怖い」との声が、不手際報道の度に大きくなってきますが、 ①に対しては紛失しなければ大丈夫(クレジットカードやスマホの紛失リスクと同じでしょう)、②への不安に対しては暗証番号を工夫すれば大丈夫(普段使いのカードの暗証番号とは変えた方が良い)、③全ての金融口座にマイナンバーを登録しなければよい(公金を入金したい口座にだけ登録すればよいのでは?) で大丈夫でしょう。
現在出ている様々な問題は、マイナンバー・システム問題ではなく、現場の人的入力ミスや、業者ソフトのようです。
要は、政府は「ひっちゃき」になって役人や国民の行政手続きの簡略化をマイナンバーで進めようとしていますが、マイナンバーに関わる現場の人たちや業者が「その気になっていない」のが問題のようです。
マイナンバーは米国、カナダ、欧州のほとんどの国そしてアジアでは日本のほか韓国、インド、タイ、シンガポールに導入されています。
欧州に住んでいた時はマイナンバーで役所手続きが、拙い言葉でも簡便で早かったのでマイナンバーの普及には賛成です。
多少の不安(カードは普段持ち歩かず番号だけ控えておけばさらに安全です。ただ日本国・日本人を信用出来ないとしている方は別でしょう…)はあるにせよ、マイナンバーに関わる現場の人たちや業者が「ひっちゃきになるのなら」ですが、どんどん進めるべきだと思います。
本日のNHK webニュースから下記のマイナンバーに係る新たな不手際記事を添付します。
QTE: 「マイナンバー 公金受取口座に家族名義の口座登録を確認」
2023年6月4日 6時52分
国の給付金などを受け取れる公金受取口座が別の人のマイナンバーに登録されるミスが相次いでいる問題で、デジタル庁が総点検を行った結果、本人ではない家族名義の口座が登録されている実態が見つかったことがわかりました。
この問題では、マイナンバーと金融機関の口座をひも付けて登録することで国の給付金などを受け取ることができる公金受取口座が別の人のマイナンバーに登録されるミスが相次いで見つかり、これまでに全国の15の自治体で21件が確認されています。
これを受けてデジタル庁は、これまでに登録された口座に誤りがないか、総点検を実施していますが、子どもなど本人ではない家族名義の口座が複数、登録されている実態がこれまでに確認されたということです。
親が子どもの手続きをする際に、自分の名義の口座を登録するケースがあるとみられています。
マイナンバーには氏名のふりがなの登録がないことから、ふりがなが登録されている金融機関の口座とシステム上、照合ができず、本人以外の口座が登録されるミスの防止につながっていない実態がわかっています。
これを受けてデジタル庁は、これまでに登録された口座に誤りがないか、総点検を実施していますが、子どもなど本人ではない家族名義の口座が複数、登録されている実態がこれまでに確認されたということです。
親が子どもの手続きをする際に、自分の名義の口座を登録するケースがあるとみられています。
マイナンバーには氏名のふりがなの登録がないことから、ふりがなが登録されている金融機関の口座とシステム上、照合ができず、本人以外の口座が登録されるミスの防止につながっていない実態がわかっています。
このためデジタル庁は、今月2日に成立したマイナンバーに関する改正法で、ふりがなの登録ができるようになるのに合わせて、ふりがなどうしの照合をシステム上で行えるよう改修を行うことにしています。 :UNQTE
以上