今日気になったニュースは:
・議員票で岸田氏トップ、党員票は河野氏、混戦で決選投票か-各紙調査。
29日投開票の自民党総裁選で、382人の党所属国会議員の間では岸田文雄前政調会長が支持を広げていることが、主要各紙の調査で分かった。議員票と同じ投票数となる党員・党友の間では河野太郎行政・規制改革相が支持を得ており、1回目の投票ではどの候補者も過半数を得られず、上位2人の決選投票となる見方が高まっている。(Bloombergニュースより)
岸田氏と河野氏の決選投票では、(石破派以外の)派閥の領袖の号令で、高市氏と野田氏への票は岸田氏に流れ、岸田氏が新総裁になるでしょう。総選挙では自民党は破れ、政策にキレが無くなり、ただただ財政赤字を増やすだけの衆愚政治が流れることになるような気がします。なぜ派閥の領袖は岸田氏に組みするのか?岸田氏の方が派閥の圧力の弱いからでしょう。
・専制国での選挙
プーチン政権与党、下院選で過半数確実の情勢か 現有議席維持が焦点。
ロシア下院選(定数450)が19日に終了し、20日未明の中間発表によると、プーチン政権の与党「統一ロシア」が野党を引き離して首位に立った。過半数を占めるのは確実とみられ、単独で憲法改正決議が可能な3分の2以上の現有議席を維持できるかどうかが焦点となる。下院選の投票は17日に始まり、新型コロナウイルスの感染防止対策の名目で3日間にわたり実施された。20日午前1時(日本時間同7時)時点の中央選挙管理委員会の中間発表(開票率21・15%)によると、統一ロシアの比例区での得票率は43・39%。小選挙区でも、全国225選挙区のうち177選挙区で統一ロシアの候補がトップで、実質的な準与党として政権を支える「体制内野党」の共産党など3党と議席をほぼ独占する体制は維持しそうな情勢だ。ただ、統一ロシアの比例区での得票率は5年前の前回選挙の54・2%を下回っており、現在の334議席には届かない見通しだ。一方で、年金政策などで政権批判も辞さない共産党は前回よりも約9ポイント%多い22・82%まで伸びており、大量の反政権票が流れたとみられる。政権は2024年の次期大統領選に向けた政権基盤の安定化を目指し、反政権デモや独立系メディアに対する厳しい締め付けを続けている。だが、実質賃金の低下や言論弾圧などによる政権への不信感はむしろ高まっており、下院選で与党が勝利しても、政治改革を求める国民の声は今後も強まる可能性がある。(朝日新聞デジタルより)
香港選挙「愛国者」主導に 親中派一色、民主派排除。
香港で行政長官を決める選挙委員(定数1500)の選挙が19日実施された。中国は3月に「愛国者による香港統治」を掲げ選挙制度を大幅に見直した。候補者から民主派を排除し登録有権者は前回より97%減った。定数の7割超が無投票で決まる異質の「選挙」となった。「一部の反中勢力が選挙を利用して政治システムに入り込んでいた。愛国者による統治を確実にして、本来の一国二制度を取り戻す」。香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は19日、投票所を視察した後、こう強調した。今回は12月の立法会(議会)選挙や来年3月の行政長官選挙に先立つ「愛国者選挙」の第1弾だ。19日に選出したのは行政長官を決める選挙委員だ。金融、教育、労働などの業界ごとに代表を選ぶ。一連の制度改正によって、立法会にも議員を送り込むなど大きな力を持つ存在になった。定数は前回の1200人から1500人に増えたが、当局が「愛国者」でないと判断した人物は立候補できなくなり、実際に民主派の1人が失格になった。香港メディアによると、親中派に分類できない「中間派」の候補者はわずか2人だ。活動実態が不透明な地域組織に大量の委員ポストを割り当てるなど、細かな制度も親中派一色になるように変えた。香港経済日報の分析によると、選挙委1500人の8割にあたる1200人は実質的に中国が決める力を持つという。実際、全体のおよそ3分の1は選挙を経ずに親中派団体などが決める指定ポストだ。残りの3分の2は選挙が基本だが、今回は36業界のうち23業界は定数分しか立候補がなく無投票になった。選挙で争ったのは全体の24%にあたる364人分だけだ。前回の登録有権者は教員や会計士を含む約25万人(団体含む)だったが、今回は7900人。無投票の業界を除く実質的な有権者は約4900人だ。有権者は各業界の団体の代表者ら。前回まで個人の投票を認めていた業界が団体代表による投票に切り替え、有権者数が激減した。実際に投票所に足を運んだ人は人口の0.1%未満だった。従来の選挙委員は民主派が3割程度を占めていた。ふだんは中国寄りの経済界が民主派と組めば、数のうえで親中派を上回る可能性があった。中国は経済界の政治力をそぐため、不動産業界などの選出枠を減らした。かつて選挙委員だった李嘉誠氏や李兆基氏ら著名経済人は今回、参加を見送った。行政長官の選挙は来年3月に実施する。今回選出した委員が投票で決める建前だが、中国政府の後押しを得た人物が選ばれるのが確実だ。現職の林鄭氏は2期目に意欲を示すものの、習近平(シー・ジンピン)指導部は言質を与えていない。香港の民主化運動は行政長官などを一般市民が参加する普通選挙で選べるようにする目標を掲げてきた。今回の選挙制度見直しで、民主派など幅広い民意が反映される余地はほとんどなくなり、中国が確実にコントロールする仕組みになった。共産党最高指導部の韓正(ハン・ジョン)副首相は18日、広東省深圳市で林鄭氏に円滑な選挙の実施を指示した。香港警察は19日、投票所や繁華街を5000人態勢で警備した。選挙に参加できない市民の関心は低く、目立った抗議活動はなかった。(日本経済新聞より)
専制主義国家にとって選挙とは何なんでしょうか?民主国家(国民の意思によって政治が行われてる)をアピールする演出が長期の政権維持に必要だからでしょう。
・マンション「管理拒否」増加 前代未聞のはずが 管理会社の事情は。
マンションの清掃や資金管理などを委託していた管理会社から管理を断られるケースが、都市部のマンションを中心に増えています。新たな管理会社を探すのも難しく、見つからなければ「管理不全」にも陥りかねません。背景には、マンション管理を巡る近年のある事情があるようです。 今、現場で何か起きているのでしょうか。「会社の事情もあり、もう契約の更新はできません」昨年1月、川崎市内にあるマンションの管理組合の理事長の男性は、管理会社の担当者にこう言われた。5年ほど前から契約しており、「青天のへきれき。かなりショックだった」と話す。 更新拒否の理由について理事長は、築43年と古く、管理会社にとって「うまみ」がなくなったためではないか、とみる。(朝日新聞デジタルより)
・デジタル化推進で「戸籍氏名に読みがな」法制審議会に諮問へ。
行政手続きなどのデジタル化を進めるため、戸籍の氏名に読みがなを付ける必要があるとして、上川法務大臣は法制化に向けて、来週にも法制審議会に諮問することを明らかにしました。戸籍の氏名には漢字しか記載されておらず、読みがながないため、行政手続きなどのデジタル化の妨げになっているとして、政府は氏名に読みがなを付ける方向で検討を進めていて、有識者らの研究会は先月、戸籍法の見直しに関する報告をまとめました。これを受けて上川法務大臣は記者会見で「研究会の論点整理の成果も踏まえて、さらなる具体的な検討を行っていただく」と述べ、氏名の読みがなの法制化に向けて来週にも、法制審議会に諮問することを明らかにしました。氏名の読みがなをめぐっては「キラキラネーム」と呼ばれる個性的な名前など、表記や読み方が多様化しており、審議会では漢字そのものの意味や読み方にかかわらず、どの程度まで自由に認めるか、意見が交わされる見通しです。また、これから生まれる子どもは、出生届などをもとに戸籍に読みがなを記載する一方で、5200万件にのぼる現在の戸籍については、新たに読みがなを加える必要があるため、一定の期間を設けて届け出を義務づけるなど、実効性の高い方法を検討することになります。(NHK NEWS WEBより)
戸籍氏名に読み仮名が不要とは初めて知りました。子供たちの名を届ける時には確かに漢字は届け出ましたが、漢字を書くときに黙読していただけだったのでしょう。黙読では無く表記して届け出ましょうということです。皆さん出来ますよね。
・不正購入品、大手通販サイトで格安販売…中国カード犯罪組織から買い取りか。
他人のクレジットカード情報で不正購入された商品が大手通販サイトに出品され、格安で販売されていたことが捜査関係者への取材でわかった。大手通販サイトは盗品などの出品を禁止しているが、流通量の多い商品の場合、見抜くのは難しいという。警視庁が詳しい手口を調べている。捜査関係者によると、不正購入された商品を大手通販サイトに出品していたのは、東京都新宿区百人町の通販会社「ヤヤヨ」。同社を実質経営する中国籍の男(36)(豊島区上池袋)は2019年10月、不正購入された商品と知りながら化粧品21点を中国人の男らから買い取ったとして、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)容疑などで5月に警視庁に逮捕され、7月に同法違反などで起訴された。警視庁は昨夏以降、他人のカード情報を不正に使って化粧品や加熱式たばこ、タブレット端末などを購入したとして、中国人グループ7人を詐欺と同法違反(犯罪収益等隠匿)容疑などで逮捕。捜査の結果、7人が商品を定価の半額以下などでヤヤヨに売却していたことが判明した。
大手通販サイト“ヤヤヨ”なる会社は知りませんでした。このような大量の商品の故買先があるから中国人の犯罪が減らないのでしょう。中国人同士ならばれないと確信しての組織犯罪です。80年代だったか東南アジアで華僑の方と商売をしていたころ中国人は信用を重んじる、一旦信用を得ると一生続くものだと信じ、実際そうでした。昔話になりました。
午前中に買い物に出かけましたが、このところ歩く速さが驚くほど遅くなりました。「これはアカン」と思ったらまた遅くなりました。病の軽重は気持ちから でしょうか?