<不死はかならず友情と努力の上に入念に築かれるものだ。知る価値があるこの世の秘密はすべて、ありふれた風景のなかに隠れている。>ロビン・スローン著ペナンブラ氏の24時間書店P337より
このフレーズには、人それぞれ違うメッセージを感じるでしょうが、身の回りにはたくさん素晴らしいものがあるものだ。己を磨き、大切に… そんな感じが伝わってきた。
読むということには、作者が言いたいことを素直に感じ取ろうとする努力と、作者の意図をあまり意識することなく 文字面からの感触で理解を進めるもの とがあるようだ。
学校の国語の時間は前者を学び、社会人になってからは、重たいものは読みたくなく、例えば そう仕事から疲れて帰ってから歎異抄を読みます? 読み切りものの拾い読みがほとんどしょう。
拾い読みにも、おやっとする表現にあたることは結構ある。
ペナンブラ氏の24時間書店は 読み切り小説ではないが、わからないところは結構飛ばして読めるもの。最近このような小説が増えてきているのでは?
ありふれた景色のなかにも知る価値は結構あるものだ…