カンボジア商業省は、輸出業者が必要とする原産地証明書（Certificate of Origin）の申請・受け取り手続きを電子化する計画です。商業省は、電子システム構築のため世界銀行の支援を受けて、シンガポールのクリムゾン・ロジックと契約し、2015 年3月から新システムに移行する見込みとしています。
商業省では、新システムにより、輸出手続きを迅速化、窓口に行く手間の省力化が期待されるとしています。更に、正規料金以外の金銭の授受を防止することもできるとしています。原産地証明書は、物品が特定の国や地域で生産・加工されたことを証明する書類で、輸入時に一般よりも低い特恵関税や自由貿易協定による関税の減免を受けるために必要不可欠な書類です。
商業省では、原産地証明書に続いて、商業登記や商標登録、知的財産権の管理にも順次、電子システムを導入する方針です。
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