12月15日、世界銀行は「カンボジア経済アップデート2020年11月:限定的な回復」を発表しました。
カンボジアの2020年の成長率については、マイナス2.0%と予測していますが、2021年には4.0%に回復すると見ています。新型コロナの影響は深刻ですが、経済回復の兆しも見えているとしています。国内消費は、政府の新型コロナ関連規制もあって抑制されているものの、外国直接投資は縫製業以外の産業や農業等で回復傾向にあります。カンボジアからの製品輸出は、全体的には落ち込んでいるものの、自転車、電気部品、自動車部品、農産物の品目は健闘しています。国内旅行需要が、落ち込んでいる観光業を下支えしていると見られます。カンボジア政府による経済対策は、保健関連支出、現金支援、中小企業向け融資支援、税免除等でGDPの5%に達する大規模なものになっていると見ています。なお、物価上昇率は問題ないと見られます。
経済の早期回復には、貧困世帯向け支援、成長志向の公的投資、雇用回復のための労働集約型産業の振興等が必要であると提言しています。また、内外の投資を振興して、最近調印されたRCEPや中国との自由貿易協定を活用することも必要としています。なお、不動産については、ブームの後のリスクが高まっており、モニタリングが重要であると提言しています。
なお、2020年6月~9月に500社を対象にして実施したビジネス動向調査(BSP)の結果も含まれています。調査結果では、新型コロナの影響は中小企業やシェムリアップの企業において特に深刻であるとしています。
世界銀行の発表(英文です)
https://www.worldbank.org/en/news/press-release/2020/12/15/cambodian-economy-hit-hard-by-pandemic-but-projected-to-recover-in-2021
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カンボジアの2020年の成長率については、マイナス2.0%と予測していますが、2021年には4.0%に回復すると見ています。新型コロナの影響は深刻ですが、経済回復の兆しも見えているとしています。国内消費は、政府の新型コロナ関連規制もあって抑制されているものの、外国直接投資は縫製業以外の産業や農業等で回復傾向にあります。カンボジアからの製品輸出は、全体的には落ち込んでいるものの、自転車、電気部品、自動車部品、農産物の品目は健闘しています。国内旅行需要が、落ち込んでいる観光業を下支えしていると見られます。カンボジア政府による経済対策は、保健関連支出、現金支援、中小企業向け融資支援、税免除等でGDPの5%に達する大規模なものになっていると見ています。なお、物価上昇率は問題ないと見られます。
経済の早期回復には、貧困世帯向け支援、成長志向の公的投資、雇用回復のための労働集約型産業の振興等が必要であると提言しています。また、内外の投資を振興して、最近調印されたRCEPや中国との自由貿易協定を活用することも必要としています。なお、不動産については、ブームの後のリスクが高まっており、モニタリングが重要であると提言しています。
なお、2020年6月~9月に500社を対象にして実施したビジネス動向調査(BSP)の結果も含まれています。調査結果では、新型コロナの影響は中小企業やシェムリアップの企業において特に深刻であるとしています。
世界銀行の発表(英文です)
https://www.worldbank.org/en/news/press-release/2020/12/15/cambodian-economy-hit-hard-by-pandemic-but-projected-to-recover-in-2021
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