カンボジア経済

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2012年カンボジアへの外国投資倍増 アジアで最大の伸び

2013年02月01日 | 経済
 国連貿易開発会議(UNCTAD)がこのほど発表した世界の投資動向に関する報告書「Global Investment Trend Monitor」によると、2012年の海外直接投資(FDI)の受け入れ国として、カンボジアはアジア地域で最も高い伸び率を記録しました。カンボジアへの海外直接投資は、2011年の約9億ドル(約810億円)から104.3%増加して、2012年には約18億ドル(約1620億円)に達しました。この高い伸び率の原因は、割安な労働力を求めて輸出に関連する投資が中国から移行してきているためと分析されています。
伸び率第2位は、ミャンマーで90.0%増の約19億ドル(約1710億円)でした。周辺国では、フィリピン15.5%増、ベトナム12.5%増、タイ3.9%増、インドネシア0.1%減、マレーシア16.8%減等でした。
 世界全体では、2012年の途上国向け投資は初めて先進国向けを上回りました。海外直接投資受入額は、先進国が5489億ドル(約49兆7800億円)で、途上国は6804億ドルでした。債務危機がくすぶる欧州など先進国への資金の流れが鈍る一方、南米での天然資源開発やアジアでの生産拠点の確保など途上国投資が活発なのを反映したものと見られます。


国連貿易開発会議の発表(英文です)
http://unctad.org/en/pages/newsdetails.aspx?OriginalVersionID=390&Sitemap_x0020_Taxonomy=Investment and Enterprise;#561;#Statistics;#20;#UNCTAD Home


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