世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

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子供の夢を潰す親たち

2014年08月03日 | 教育
海外に出る若者がめっきり少なくなっている。

その一因は親にある。

子供のチャレンジ精神を押しつぶすのだ。


先日、同じ日にふた組の親御さんが見えられた。


子供が海外に行きたがっている。

結構なことではないですか。

心配で。

特に女の子はそうですね、分かります。


こうした会話が交わされる。

心配の種は尽きない。


子離れしない親。

子供をいつまでも自分の手元に置いておきたい。

あるいは目の届くところに。

そうした心境なのだろうか。


昔から、可愛い子には旅をさせろ、といわれてきた。

ボクは、可愛いことは(一緒に)旅をせよ、と説く。

もちろん、せいぜい12~3歳くらいまで。

あとは一人で旅に出せばいい。


なのに、なのに、どうしてこうも子供を縛り付けるのだろうか。

親が旅の醍醐味を知らないのだろうか。

きっと、親が旅慣れしていないのだろう。

特に海外旅行を。


20歳過ぎても処女の人が結構いる。

海外バージンのことだ。

一度も海外に行ったことがない。

今は、修学旅行でも海外に行く時代なのに。


ボクの子供は高校の時(息子)、あるいは高校を卒業してすぐ(娘)一人で海外に出た。

出したのではなく、子供自らが出たいといったのだ。

まったく反対はしなかった。

むしろ、もろ手を挙げて賛成した。


不安はあった。

特に単身ニューヨークにダンス留学する娘に関してはあらゆる準備をした。

こうして今彼らは自立した生活を送っている。



親が子供に指図するのはやめるべきだ。

小さい時から、子供のしたいことをやらせればいい。

危ないからといって、転ばぬ先の杖を貸すのいかがなものか。

火に触ると火傷をする、

ナイフを持つと手を切ることは分かっている。


それを敢えてさせることで火やナイフの恐ろしさ、便利さを習得していくのだ。

小さなやけど、小さな傷ならさせてもいい。

それを知らないで育つと、大人になって大火傷や大怪我をする。

それが致命傷にならないとも限らない。


子供が失敗をしないように親が先回りして手を打つ。

そうして育った子供は、一生親離れができない。

親離れしたところで、社会、現実の厳しさに耐えかねて

心を病んだりひきこもるようになる。


これが今の日本の縮図だ。

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