トップライトを打ち付ける雨の音で目が覚めた。
ベッドのサイドテーブルに置かれた携帯の時間を見て目を疑った。
11:58
途中、何度かまどろみの中で雨の音を聞いたような気がしたが、
そのまままた深い眠りに落ちてしまったようだ。
もしかしたら
眠りの中で死んでいたのかもしれない。
夢の中で
濁流の川べりに立つ自分の姿があったが、
ひょっとして三途の川だったのか。
だが、神は
魂に息吹を吹き込んでくれた。
この二日間、
降りしきる雨の中で
アンニュイな時間だけが過ぎていった。
今日もまた、
相変わらず雨が降り続いている。
「夜のあけない夜は来ない」と同様、
「止まない雨は降らない」と言われるが、
分かっていてもついついそれを疑ってしまう。
お日様はどこへ行ってしまったんだろう。
どこか旅にでも出たのだろうか。
旅に出たくても出れないじれったい気持ちを踏みにじるかのように。
未だにコロナで自粛を余儀なくされ、
この長雨で動きを封じられる。
なんだか
身体さえもカビ臭く感じる。
このまま動かなければ、
苔((コケ)人間になっていくのではないか
という恐怖さえ感じてしまう。
タップリと水を吸った大地と森の中で、
さて今日は何をしようか、などど
依然まどろんだままの頭で
回転木馬のように
思考が巡っている。
ベッドのサイドテーブルに置かれた携帯の時間を見て目を疑った。
11:58
途中、何度かまどろみの中で雨の音を聞いたような気がしたが、
そのまままた深い眠りに落ちてしまったようだ。
もしかしたら
眠りの中で死んでいたのかもしれない。
夢の中で
濁流の川べりに立つ自分の姿があったが、
ひょっとして三途の川だったのか。
だが、神は
魂に息吹を吹き込んでくれた。
この二日間、
降りしきる雨の中で
アンニュイな時間だけが過ぎていった。
今日もまた、
相変わらず雨が降り続いている。
「夜のあけない夜は来ない」と同様、
「止まない雨は降らない」と言われるが、
分かっていてもついついそれを疑ってしまう。
お日様はどこへ行ってしまったんだろう。
どこか旅にでも出たのだろうか。
旅に出たくても出れないじれったい気持ちを踏みにじるかのように。
未だにコロナで自粛を余儀なくされ、
この長雨で動きを封じられる。
なんだか
身体さえもカビ臭く感じる。
このまま動かなければ、
苔((コケ)人間になっていくのではないか
という恐怖さえ感じてしまう。
タップリと水を吸った大地と森の中で、
さて今日は何をしようか、などど
依然まどろんだままの頭で
回転木馬のように
思考が巡っている。