世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

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人間関係で最も重要なこと

2013年03月19日 | 人間関係
人間関係で重視されることは

コミュニケーション力だといわれるが

それ以前に最も大切なことがある。



それは信頼関係だ。


いくらコミュニケーション能力を磨いても

その土台が築けていなければ本末転倒だろう。



信頼関係は、信用から来る。

相手を信用し、相手から信用されることから信頼が生まれる。


では信用はどこから生まれるのか。




まず、約束を守る ことが基本だ。


約束とは、

口で言ったこと、紙に書いたことなど

やる、あるいはやらないと断言したことを遂行することである。


約束を守らないことは、とりもなおさず嘘をついたことになる。


約束事をいとも簡単に反故(ほご)にする人がいる。


気が変わっただの、あの時とは事情が違うだの

見苦しい言い訳を並べれば済むと思っている。


なんとも情けない人間だ。



言ったことがコロコロ変わる人間を誰が信用しようか。

それは裏切りに他ならない。


ドタキャンなどもっての外(ほか)だ。

軽い約束事も、数回繰り返せばもう信じてもらえなくなる。


個人的な軽い約束事はまだしも

ビジネスにおいて約束を守らないことは

死をも意味する裏切り行為になる。


それは契約に等しいからだ。


だから少なくともビジネス上で

一度言った(約束した)ことは死んでも守らなければならない。


そうでなければその人は

一切他のビジネスでもうまくいくことはないだろう。

それはその人の体質になってしまう。



特にリーダーともなれば、

朝令暮改で言うことがコロコロ変わるような人間に誰がついていこうか。



もう一つ大事なことは、

自己犠牲(self sacrify)の精神だ。


自分を犠牲にしてまでも、組織を守り抜こうとする強い決意のこと。



それに予定を立てられない人間は信頼に足りない。

いつも曖昧模糊なことに終始することは、

自己管理能力の希薄な人なのだ。


あるいは自分に自信がない人はこういう行動をする場合が多い。


行くと言っていけなくなった時のための自己防衛策が働くのだろう。

当たり障りのない関係を築くことできても

とても信頼関係は築けない。




自分をさらけ出すことも必要だ。

秘密の多い人間を誰が信用しようか。

本音と建前の違う人間を誰が信頼するだろうか。


かといって、いつも建前だけの人間では

心から許して付き合うことは出来ない。


ガラス張り、スケルトン人間の方が見た目は悪くても、

理解しやすいのは誰しも同じではなかろうか。


     これじゃむしろ気味が悪いが




――――――――――――――――――――――――――――――

だが、どうしても約束を守れないときは誰しもある。


その時は、

はっきりと理由を述べ、潔く謝ることだ。


だからといってすべてが許されるものではない。

当然、その人の信用は瑕がつく。


完全に信用を失うこともある。



いかなる理由があろうと、

約束事を反故にするには

ウソつき、裏切者というレッテルが張られ、

二度と信用されなくなるのは覚悟しなければならない。


その痛手を思うなら、

一度こうと決めた約束事を

死守する覚悟の方がまだましかもしれない。


ただ平気で約束事を破る人は、

約束を堅持する辛さから逃げたい一心だけが先行し、

そのあとにくる取り返しのつかないダメージを予測する術を知らない。


自分が傷つくことは覚悟してます、と嘯(うそぶ)く。

覚悟を間違っている。


その覚悟があるのなら、

約束をやりぬく覚悟が先だろう!

覚悟の矛先が完全に間違っている。


簡単に約束し、問題が発生すれば簡単に約束を破る。

まさに敵前逃亡である。


困難を乗り切ろうとする努力や、

問題を何とか解決しようとする意欲に全く欠ける。


こんな輩は臆病で卑怯者といわれても仕方あるまい。


リーダーはもちろん、

ビジネスマンとしても風上には到底置けない。




こんな奴には気をつけろ!


想いだけが先行する、一見、情熱人間。

熱しやすく冷めやすい人間。



その場の雰囲気にのまれやすい、調子のいい奴。

結論を出すのが早い奴は

良いときはいいが、覆すのも早い。



利害関係だけを重視する奴。

自分の利益中心の奴。

自分のことをあまり語ろうとしないやつ。



実際、困った奴が多すぎる。


機会を見て、人を見る目について語ろう。


【追記】


信頼を得るには、長い期間を要する。

だが、失うのは一瞬である。


小さな約束ほど大事にするのが肝心だろう。

その積み重ねが信用を産み、信頼を勝ち取る唯一の方法だ。

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