にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

こういう開発にこそ公的助成を!!

2018-02-21 14:12:04 | つれづれ
高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違えによる死傷事故が後を絶ちません。
もちろん高齢者以外でもないわけではありませんが、やはり加齢による咄嗟の判断能力の低下があるため、予想外の事態が発生した時にパニックになって、ブレーキと思い込んでアクセルを強く踏み込んでしまうのだと思われます。
新しい車を買うならば衝突安全システムもついてくるでしょうが、高額な費用が掛かるわけですから簡単にはいきません。
後付けできる安全システムの開発が急がれるわけですが、国が主導権をもって開発を進めているわけでも、チャイルドシートのISOFIXのように法令で義務化する方向に動いているようでもないため、繰り返される事故が放置されている状況です。

そんな中、今日ネットにこんな情報を見つけました。
ブレーキとアクセルの機能を集約…踏み違えない「ワンペダル」で事故防止
    (読売新聞「ヨミドクター」)

熊本市の「ナルセ機材」が開発した、踏み込めばブレーキがかかり、ペダル右側のレバーを足で外側にずらせば加速する「ワンペダル」
埼玉県川口市の「ナンキ工業」が開発した、一定以上の力でアクセルを踏むと警告音が鳴り、ブレーキがかかる「STOPペダル」
いずれも20万円以内で取り付け可能で、ペダルの付け替えは自動車の改造にあたらず、車検の基準をクリアできているそうです。

ただし規模の小さい町工場のため、需要があっても供給が間に合わないのが難点。
こういうことにこそ、税金を投入して普及を図ってほしいものですね。