今年はマイコプラズマが大流行しています。
むつ病院が県に報告している「肺炎」だけでも毎週10~20人もいる状況です。
↓↓ ★むつ病院小児科の感染症情報は下の画像をクリック↓↓

マイコプラズマ(正式名称は肺炎マイコプラズマ)は細菌の一種ですが、通常の細菌が持つ細胞壁(細胞の最外側のにあり、細胞を保護し形状を維持する)を持っていないのが特徴です。
そのため一般的に使われるペニシリン系やセフェム系などの細胞壁合成阻害作用を主作用とする抗菌剤は無効で、タンパク合成阻害作用のあるマクロライド系やテトラサイクリン系、一部のニューキノロン系などが治療に用いられます。
これら有効な薬剤は、マイコプラズマを殺菌するのではなく増殖を抑制するタイプのものが主体ですし、もともとは自然治癒傾向の強い感染症なので、マイコプラズマに感染した場合に必ず抗菌剤による治療が必要なわけではありません。
まずは対症療法(症状を和らげる)で経過を観察し、発熱持続や咳の増強など悪化傾向を認める場合に抗菌剤の投与を検討することになります。
周囲でマイコプラズマに感染した人がいるからと言って慌てずに、無理な登園・登校を控え、水分や栄養をしっかり摂って体を休めるようにしましょう。
むつ病院が県に報告している「肺炎」だけでも毎週10~20人もいる状況です。
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マイコプラズマ(正式名称は肺炎マイコプラズマ)は細菌の一種ですが、通常の細菌が持つ細胞壁(細胞の最外側のにあり、細胞を保護し形状を維持する)を持っていないのが特徴です。
そのため一般的に使われるペニシリン系やセフェム系などの細胞壁合成阻害作用を主作用とする抗菌剤は無効で、タンパク合成阻害作用のあるマクロライド系やテトラサイクリン系、一部のニューキノロン系などが治療に用いられます。
これら有効な薬剤は、マイコプラズマを殺菌するのではなく増殖を抑制するタイプのものが主体ですし、もともとは自然治癒傾向の強い感染症なので、マイコプラズマに感染した場合に必ず抗菌剤による治療が必要なわけではありません。
まずは対症療法(症状を和らげる)で経過を観察し、発熱持続や咳の増強など悪化傾向を認める場合に抗菌剤の投与を検討することになります。
周囲でマイコプラズマに感染した人がいるからと言って慌てずに、無理な登園・登校を控え、水分や栄養をしっかり摂って体を休めるようにしましょう。