にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

夏風邪の流行が始まったか?

2013-07-22 10:14:49 | 病気のはなし
先週あたりから手足口病が散見されていましたが、今日になってヘルパンギーナと思われる患者さんも来院されています。
どうやら、夏カゼが流行し始めているようです。
いずれも典型的には発熱と口内炎(手足口病では手足や膝・お尻にも発疹)が主症状で、数日から1週間程度で落ち着きますが、感染力は口から2週間、便から4週間くらいあるため、集団生活の中で次々と連鎖していきます。
他の人への感染を防ぐことは困難(1か月の登園・登校停止は非現実的)なので、発熱や口内痛で本人が集団生活に適さない間のみお休みすることになります。
主な合併症としては、発熱と口内痛による水分摂取不良のための脱水、ウイルス性髄膜炎などがあげられますので、「大したことないよねぇ」と侮らず、無理のない生活をさせてあげましょう。