にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

県内全域でインフルエンザが出始めています

2013-01-12 12:41:06 | 病気のはなし
青森県の感染症週報をみると、年末からの1週間に県内各地でインフルエンザの報告が上がっています。
下北地域でもA型の報告があり、どんぐりでは大間地区の複数の患者さんからA型が検出されました。
連休明けには学校や幼稚園も新学期を迎えるので、急激に感染が広がる可能性があります。
うがい、手洗い、マスクの励行と、風邪かな?と思ったら無理をせずに自宅でゆっくり休ませることを心がけましょう。
何度も掲載しているように、インフルエンザの検査は発熱からの時間が短いと反応が悪いので、症状がひどくない場合は、最低半日、できれば1日くらい経過してから考えたほうが確実です。
また、インフルエンザ感染=抗インフルエンザ薬服用ということではありませんから、症状が軽ければ通常の風邪と同じように症状を和らげる薬(対症薬)での治療でも問題ありません。
病名に慌てずに、お子さんの状態をよく観察してあげてくださいね。