ヒロシさんのソロコンサート
「真夏の夜の夢」
もちろん行けてません
でも気分だけでも味わおうと
8月は、リート三昧
「真夏の夜の夢」ということで、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ5枚組CDより
まずはメンデルスゾーンを聴いてみる。
…〓
メンデルスゾーンに対しての動機づけがなさすぎて
右から左のdolce-vita
シューベルトとリヒャルト・シュトラウスが限界なのだ
結局「白鳥の歌」というキーワード
を得てからは
もう一本槍(≧ヘ≦)
「冬の旅」や「美しき水車小屋の娘」じゃなくてよかった。
(↑持ってないし
)
ということで「白鳥の歌」です。
「セレナーデ」
dolce-vitaに一番おなじみだったのは「セレナーデ」
たぶんシューベルトの歌曲と知らないまま
よく耳にしてた有名な曲。
レルシュタープの詩をよく読んでみると
(そう聴いてもわからないからね
)
ちょっといいカンジ
Leise flehen meine Lieder
durch die Nacht zu dir
僕の歌は夜の闇をぬって
そっとあなたに訴えかける
きゃあぁ
いきなりテンション上がるフレーズ〓
フィッシャー=ディースカウの歌を聴きながら
脳内ではすっかり変換され
私の胸にはヒロシさんの声で響く。
Liebchen, komm zu mir!
恋人よ、僕のそばにおいで!
倒れるね、絶対
Liebchenなんて歌われたら、もうっっ
しかもシューベルトの旋律は押さえ目だけど、甘く切ない。
何か胸のときめきに似た響きがあるの。
そして歌をなぞるようにピアノ伴奏が続く。
「僕」の不安と期待に満ちた余韻を感じさせ
dolce-vita、ときめき死決定
「アトラス」
dolce-vitaのお戯れはさておいて
ヒロシさんの歌声で聴きたい
と思ったのが「アトラス」
強い発声、深い音色、表現力豊かな歌唱。
完璧じゃん
罰で天地を支えるハメになったアトラス〓
そんなスケールでハイネの短い詩が苦悩を紡ぎ出す。
文字通り世界中の不幸を一身に背負ってる。
そのスケール感もその繊細さも
ヒロシさんにぴったり
「別れ」
実はdolce-vitaの鼻歌率ナンバーワンの曲
Abschiedなんて悲しげなタイトルだけど
弾むようなピアノ伴奏が超楽しくて
鼻歌もピアノの旋律の方をなぞります
お気に入りデス。
イソップの童話で「白鳥は死ぬ前にもっとも美しい声で歌を歌う」と伝えられている伝説に基づいて、
シューベルトの遺作となった14曲の歌を出版した「白鳥の歌」
どんな美しいLieder Abend
となったのでしょうか。