Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

ウィーンの森Buehneバーデン市劇場「ラ・ボエーム」@シンフォニア岩国

2010-09-29 00:58:22 | オペラ

ウィーンの森Buehneバーデン市劇場
「ラ・ボエーム」
ジャコモ・プッチーニ作曲

指揮:クリスティアン・ポォラァック
演出:ルゥチア・メシュヴィッツ
管弦楽:モーツァルティアーデ管弦楽団
合唱:Buehneバーデン市劇場合唱団


ロドルフォ:ヴァレリィ・セルキン
ミミ:エヴァ・ホルニャコォヴァ
ムゼッタ:オルゥガァ・ベツァツィンスカァ
マルチェッロ:ソォコリィン・アスゥラァニィ
ショナール:ルゥシイ・ニコォフゥ
コッリーネ:ファルマァル・サァルゥ
ブノア/アルチンドロ:マンフレッド・シュヴァイガァ
パルピニョール:ベッポォ・ビンダー


先程ちらりと会った方々が舞台に登場
なんだか不思議なカンジです。

ヴィジュアルの雰囲気ぴったりだと思ったのが
美男美女カップルのマルチェッロとムゼッタ。
マルチェッロ役のバリトンはなかなか男前だったし
すっぴんのムゼッタさんはキュートなかわいこちゃんだった。
(Maskeで色っぽい美女に大変身!)
パルピニョール役の人も陽気なお顔だちだったし。
門番さんはめっちゃ長身だった!
そしてロドルフォは優しそうな人だった
(ミミさんには会えなかった


第1幕
ロドルフォとマルチェッロの絡みから。
マルチェッロは声も端正
ロドルフォは…。
リリコ・レッジェーロなのかな、第一声から声の線が細くて…
(↑この事態を上手い表現で取り繕おうと努力中)
…っつか、ちっがーう
dolce-vitaは一度だけ心の中で絶叫し
気を取り直す。
そう、自分が勝手にイメージしている声のタイプと違うからって
声が少しばかり小さいからって
がっくりきてはいけない。
dolce-vita、今日のロドルフォを楽しむのよ

コッリーネはバスでありながら華やかさを感じさせる美声です

ほっ
ミミは控えめなアプローチで私好みのカンジ。
アンジェラ姉さんやネトレプコのミミに辟易してたので
オーソドックスなミミを観ると安心します

「冷たい手を」
わかっているのに毎回ときめくのはなぜ
ミミの手にロドルフォの手が重なった瞬間〓
たぶんミミも不意をつかれたワケじゃなく
そうなったらいいなっていう期待が実現しただけ?
でも不意をつかれるより
かえってドキドキするよね

「私の名はミミ」
声も少し陰翳があってミミってカンジで好きです

第2幕
クリスマスイブのカルチェ・ラタン カフェ・モミュス
よく見ると合唱の人って10人ちょっとしかいないの
でも実はdolce-vitaがそれに気づいたのはカーテン・コール
子役も小柄な女性が演じます。
それぞれが芸達者で
ゼッフィレッリのプロダクションとはまた違った雰囲気で
これはこれでクリスマスイブの楽しいカンジが出てます。

あ、dolce-vitaをまた泣かそうと思って
ミミがロドルフォにピンクのボンネット買ってもらったよ〓

「私が街を歩けば」
かわいこちゃんムゼッタの魅力炸裂
そう彼女スタイルもよいの
声も明るいリリコ・レッジェーロで
後半ミミが入ってきたときの
二人の声のバランスがすごくいいカンジ


第3幕
アンフェール門
出ました、サブちゃんの雪〓
(↑若干気が散りがち)

「さようなら甘い目覚めよ」
最終幕よりdolce-vitaはここらへんに弱い
冬別れるのは寂しいから
春になったら別れましょう。
春になったら太陽も出て独りじゃないから。
そんなようなことを歌うミミ。
ああ、でも「私の名はミミ」で
でも雪解けになれば
最初の太陽は私のもの
4月の太陽のファースト・キスは私のもの♪
希望にあふれてそう歌ってた、その4月に
こんな悲しい決断をしなきゃいけないなんて
悲しすぎぃ
もちろんピンクのボンネット攻撃も忘れません。

そして喧嘩しながらムゼッタとマルチェッロが加わり
四重唱となる。
寄り添ってお互いを思い遣りながらも
不幸なミミとロドルフォ。
それにひきかえ罵り合うムゼッタとマルチェッロは
生命力に満ち満ちて
なんて幸せなんでしょう


第4幕
ついに瀕死のミミが。

友人たちの思いやりに包まれて
最後はもう歌ではなく
ロドルフォがミミの名を2度叫んで
ミミにとりすがる。
ミミーっ

このプロダクション好きです。
演出がオーソドックスで「ラ・ボエーム」はこうあってほしいという
私の王道でストレスが少ない。
(↑最後ロドルフォがミミの名を叫びマルチェッロにとりすがった日には
dolce-vita大暴れよ

ソリストの声のバランスが絶妙で好きです
特にミミとムゼッタ。
明るいバリトンのマルチェッロと地味なショナール、とびきり美声バスのコッリーネ。

コッリーネの「古い外套よ聞いてくれ」
dolce-vita今日イチのアリアでした
コッリーネの方、バスなのに(あれっ言い方おかしい?)
華やかに響く美声で
でも知性的で哲学者っぽかった。
大好きです
ぜひこれをヒロシさんのヴェルヴェットヴォイスで!
ヒロシさんのコッリーネも観たいですぅ

結局、最後はコレか~い
dolce-vitaの場合、いつだってココに帰結するのだ

「ラ・ボエーム」満喫しました

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