Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

プラハ室内歌劇場「セビリアの理髪師」@広島厚生年金会館

2008-10-02 07:23:13 | オペラ
プラハ室内歌劇場
ロッシーニ歌劇
「セビリアの理髪師」
@広島厚生年金会館



演出:マルティン・オタヴァ
指揮:マルティン・マージク

アルマヴィーヴァ伯爵:オトカル・クレイン
フィガロ:イルジー・クビーク
ロジーナ:エレナ・ガズディーコヴァー
バルトロ:パヴェル・クレチュカ
バジリオ:イヴァイロ・グベロフ
ベルタ:ルツィエ・ハーイコヴァー
アンブロージオ:ヤン・ホンチュー

すごーく久しぶりの生オペラ♪
しかも楽しくて大好きな「セビリア」
チケット取った時からワクワクでした。

演出も観客を巻き込むようなカンジで、最初遠慮がちだった雰囲気もアルマヴィーヴァ伯爵が客席の真ん中に降りてきて「私の名が知りたいのなら」轟かせた辺りからずっとノリノリ♪
バルトロもドン・バジリオもオケピと客席の間で「陰口はそよかぜのように」のシーンを演じてた。密談の雰囲気も出るし、観客も引き込まれるし、演出ホント巧いよね~(*^-^)b
その巧みな演出に応えるかのように出演陣も芸達者。
バルトロなんか最後の拍手一番大きかったんじゃないのかな。
アンブロージオも歌で活躍するシーンこそないものの、客席まで降りて拭き掃除をしてみたり、噴霧器背負ってシュッシュ消毒したり。中身は水なので吹きかけられても逆に嬉しかったりする(*^o^*)
何気に日本語が入ってたり、四股踏んだり、ベルタが「カエルの歌」歌ったり。日本向けサービスもb^-゜)

歌がまた素晴らしかった。

フィガロは歌って踊って笑いを取って大活躍だったけど。
「わたしは町の何でも屋」
多分子供の頃、私がオペラのアリアとして初めて認識して聴いたアリア。「トムとジェリー」でトムが歌ってた。(何でもトムジェリ基準なのがちょっとカナシイ)
しかもオトナになって「セビリア」観るまでずーっと「フィガロの結婚」だと思い込んでた(^_^;)
微笑ましくも恥ずかしい思い出のアリアです。

ロジーナはメゾではなくソプラノ・レジェーロ。お人形さんのような容貌とあいまってホントにキュートで可愛いロジーナだった。
「今の歌声は」イントロから大好きで既にテンション上がってるのに、可愛らしいレジェーロ。アルマヴィーヴァ伯爵以上に私がすっかりロジーナにメロメロ(*^_^*)私はホントにコロラトゥーラ好きなんだな。

オーケストラと歌のバランスもすごくよかった気がする。指揮者ナイス!
指揮者のマルティン・マージク。指揮だけじゃなく出演者と絡んだり、盛り上げてくれました。
ちなみに一番男前でした♪

間を埋めるグロッケンシュピールの音色も好き。ロッシーニ、モーツァルトってカンジがすごく出るよね。

こうして予想以上の大満足で幕は閉じたのだった。
ブラボー(≧▽≦)
大好きだぜ♪