Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング687. 小説:小樽の翠611. 女の人は種で男の人を選ぶ

2023年02月02日 | field work

小春「今日は現代国語の授業で初恋の授業だったの」
「ツルゲーネフの初恋ですか?」
小春「そう、それ。国語の女の先生は、自己犠牲の精神をテーマにしていたの」
「自己犠牲!?、『あなたはいつも、わたしを愛しているとおっしゃるわね。そんならここまで、この道まで、飛び降りてごらんなさい。もし、本当にわたしを愛しているのなら』、これですかぁー」
小春「それそれ!。小春がパパの本棚から読んだ記憶があるの。だってこれって不倫小説だよねぇー。自己犠牲なんてあったかなぁー」
「文学評論は、読者の都合の良いところだけを引き出して語るからなぁー。つまり不倫の勧めなんて学校では教えられないしさ・・・」
小春「だよねぇー。」
「人間は勉強してゆくと、もっと人間の沢山の顔を見つけなさい、となるよね」
小春「自己犠牲精神の彼とか!?。そんなもんかなぁー。もっと人間のいろんな性質を発見して素晴らしい恋をしましょう、というのが先生のお話。そんなの小春は、感動しないけどなぁー」
「人間は、勉強するほど自分にはない世界を受け入れてゆく特徴ができるんだろうかなぁーとするのは先生の説。知識を蓄えるだけプリミティブな世界から離れてゆくだろうなぁー」
小春「それってエッチな世界から離れてゆくこと?」
「でしょうねぇー。ツルゲーネフは生涯独身だったよ」
小春「それって、考えすぎだよね。独身の言い訳小説なんだ!!!」
「興味の持ち方が違うんでしょうねぇー」
小春「私思うんだけど・・・、男の人は人は女の人の裸に興味を持つじゃん。それで精子をチャージするじゃん。だからセックスの対象として女の人を見るでしょう。だけど女の人は、出産の対象として男の人をみるのよね。頭の良い種とか、ハンサムな種とかさ・・・。だから男と女ってずれているんだ・・・。自己犠牲の種は、小春はいらないなぁー」
「暗黙の内に優性遺伝への意志が働くんだ」
小春「そうなんだ。だって優秀な種だったら、どんな相手でも抱かれちゃうというのが女の人の考え方かなぁー。ツルゲーネフは、女の人のDNAの考え方を忘れていたね。だから生涯独身なんだと小春は思うけど・・・・」
「つまり男の人は種馬だ。種の素質の良さをアピールすることが、女の子ゲットのポイントなんだ!!!」
(*^▽^*)

コメント
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