Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング915. 小説:小樽の翠823.遠雷

2024年09月10日 | field work

 明奈姉ちゃんと彼氏の家は、相変わらず二人だけの住処となっている。海外赴任している両親も時折メールはくれるが、心配のそぶりも無い。明奈姉ちゃんが家事をしきっているので両親も安心しきっている。
明菜「美希姉ちゃんは盲腸で入院だし、小春は捻挫だ。まわりは病人ばかりだな。元気なのはうちらだけ。」
彼氏「だって大学は9月下旬からだから、今は一番よい時ではないですか?。」
そういって彼氏がベッドに明奈姉ちゃんを誘っている。
明菜「今が一番よい時か・・・、ほなら一発やるか・・・。」
彼氏「オオッ、男みたいなセリフ・・・。」
明菜「なあに?、したくないのか・・・??」
彼氏「ちゃうちゃう・・・。」
そういって明奈姉ちゃんはブラの紐をはずし彼氏の上に覆い被さる。
突然家の中が明るくなり、しばらくすると雷鳴が聞こえた。
明菜姉ちゃんが「ギャッ!」といって彼氏のボディにすがりつく。
彼氏「まだ遠いから大丈夫だよ。」
明菜「遠くたって、こっちにやっくるでしょうよ。」
するとまた家の中が一瞬明るくなり同時に雷鳴が響き、家が揺れたようだ。
明菜「こわーーい。」
そういって明奈姉ちゃんは、彼氏のコックにしがみつく。
彼氏「うぐっ!!!、痛っ!!!!、怖いといってそこは違うんじゃないかい。」
明菜「なんでもいいのよ。固く尖っていたから頼りになりそうじゃん。」
きつく握りしめたコックが赤く腫れている。
彼氏は肩で息をしている。
明菜「きつく握ると死にそうになるのか?。」
いやそうではないが、そのまま昇天しても良い気分になる。
明菜「じゃ、一杯だして昇天だな。」
よっこらしょと明奈姉ちゃんが彼氏の上にまたがった。
彼氏「慣れるとなかなか恥じらいもなくやるねぇー。」
明菜「こんなの恥じらっていったしょうがないじゃん。さっさと燃えようぜ。」
彼氏「慣れきったが為にどこか事務的なセックスだけど快感ぐらいは欲しいな。」
明菜「タップリ締めてあげるよん。アイラブユー・・・・。」
そういって遠雷の音を聞きながら、喘ぎ越えが家中に響いていた。
・・・・
この雷がいってしまうと小樽秋だ。
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