Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編574. ホテルのベランダから・・・

2023年02月24日 | field work






 沖縄Mr.KINJOのホテルのベランダからの写真は、私固有の意味づけがある。僅かの間に建築が一つなくなったりする。あの売れそうもないステーキ屋がはいっていたビルだった。新型肺炎の流行で閉店していた。もちろん建築的には現代様式だが設計が下手くそでダサいなと思っていたから、やはり淘汰された。
 沖縄にくるようになった切っ掛けは、随分前の年末にダイビングのオープンウォーターのライセンスをとりに出かけた時だった。帰りがけにインストラクターからダイビング続けますか!?、「寒いからいいです」そして帰ろうとして、階段を降りようとしたとき、やはり続けるかと意を翻したときから始まった。それがなければ今頃ダイビングをしていなかったし、水中の数多くの発見もなかった。
 小樽のオーセントホテルの窓からは、遠くに建設中の新しいマンションをのぞけば、これ以上変わりようがない風景だ。歴史は、見ている以上に古くなることはない。時間が止まっているのだ。
 そんなところへ、来ようと思ったのはまさにブログ小説のためだった。一度ぐらいは現場を見ないとね。そして銭湯付きのホテルの居心地の良さになじんじゃったからだ。酷寒のアウトドアから帰って銭湯に直行し、そのまま部屋でまったり寝てしまえばよい。そんな心地よい時間の連続にはった。
 マニラのコパカバーナホテルのベランダからは、メトロマニラを眺められる。といってここらかじゃビル群ばかり。それでも下を歩けば民家が建ち並んでいる。それがマニラだ。歴史を感じさせるマニラの夕焼けだ。
 フィリピンに来るようになったのはNIKKAと知り合ったからだ。それがなけりゃこの景色は見ていない。
 これらに共通するのが定宿である事。そしていずれも、ほんの僅かの切っ掛けから展開してきた新しい世界だ。その僅かの切っ掛けに乗ってみるか・・・、そんな一寸した能動的な意識と行動の積み重ねが、これらの景色を見ている事になる。
 最初は、ほんとうにささいな決断と能動的な行動だけど、次第に拡大してして新しいライフスタイルになる。私が定宿としているホテルのベランダからの風景を見ていると、そんな事を考える。

iPhon13pro
コメント
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