Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編570. 腕時計にまつわる話

2023年02月20日 | field work

  YouTubeに実業家達の画像から読みとった腕時計の観察が映像になっている。金額はおおよその数値。
○Appleのスティーブ・ジョブス:センコーシャリオ2.2万円。
○ウォーレンバフェット:ロレックス・デイデイト118238(310万円)。
○ビル・ゲイツ:カシオDuroMDV-106-1A(1万円)、カシオW214H-1AV,illuminatot(7,000円),カシオMRW-200H-1B2VDF(3,000円)
○ジェフ・ベゾス:ユリス・ナルダン・デュアルタイム233-88-7(140万円)、オメガ・スピードマスター"ブルーオリジン"(88万円)、
○イーロン・マスク:オメガ・シーマスター・アクアテララ(79万円)、ロレックス・デイトジャスト36?(86万円)、タグホイヤー・カレラ"スペースX"(140万円)。
超高級時計は少なく、それぞれ個性が表れていると編者はまとめている。これらの実業家に共通するのは資産1兆円以上ということ。
因みに政治家では・・・
○バイデン大統領:ロレックス・デイトジャスト41(96万円)、オメガ・シーマスター"ゴールデンアイ"(20万円)、アツプルウォッチ(5万円)。
○トランプ元大統領:ヴァシュロン・コンスタシオン・ヒストリーク・エクストラフラット1968(200万円)、ロレックス・デイデイト(240万円)
○プーチン大統領:ブランバン・レマン・アクアラング・グライデイト(58万円、パテックス・バーペチュアルカレンダー・ムーンフェイスR5039R(500万円)、F.P.ジョルヌ・クロノメーター・ブルー(480万円)
・・・
 そして私は若いときから時計に嫌悪感を持っていた。それは親父が使い古した時計を次々と私によこすのである。毎日小さなリューズを回す手巻きと時刻合わせが必要である。それが実に面倒くさい。だから自転車に乗っているときにセイコーがバンドがちぎれて腕からぶっ飛んでゆき草むらに消滅してくれたときには安堵した。そして晩年に古いオメガを形見だといってよこした。それも使っている内に硝子がぶっ飛びお蔵入りしてくれた。これで親父の悪しき干渉が消えて私は内心ホッとした。
 そこではじめて自分で調達した時計が画像の二つ。
 一つはカシオのPROTREX(4万円)。衛星から電波を受けているので時刻は正確であり、手巻きの悪習から解放された。ソーラーパネルだからバッテリー交換は不用であり、世界時計だから時差の補正も簡単だ。
 もう一つは黄色いフレームのビズム・ダイブコンビュータDouAD(8万円)。これはダイビング必須の腕時計。潜っている深度や水温、ダイビング時間や開始と終わり、浮上速度、ダイバーが浮上する時水深5mでの3分間の安全停止の警告、酸素濃度に応じた潜水深度設定などダイビング活動をサポートするコンピュータだ。
 ダイビングへゆく準備をしていたら、ダイブコンピュータのバッテリー交換が必要だった。その時、時計にまつわる過去の悪しき記憶が蘇った。だからといって子供達に形見だなんていって腕時計をあげてはならないと私は思う。時計は自分のライフスタイルを反映しているからだ。自分のライフスタイルを子供達に押しつけることは無謀だというのが私の経験知である。

iPhon13pro

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