京料理 道楽のブログ

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《縁日》

2012-09-16 | Weblog
縁日は、神仏ゆかりの日にあたり、祭典・供養が行われます。近世以来、庶民のリクリエーションの場ともなって、境内に市が立ち、夜店も出て、見世物小屋が並び、多くの人々に親しまれてきました。
この日に参詣したら、普段に勝る御加護があるとされてます。

毎月十六日は、閻魔大王の縁日で、多くの寺院で、閻魔堂を開帳し、十王図・地獄変相図などを拝観できます。
閻魔大王は、人類最初の死者で、冥界の王、地獄の王として畏敬されてます。
エンマとは、もともと梵語で、抑制・禁止・手綱などを意味するらしく、この日は地獄の番人もお休み。地獄の釜の蓋もゆるんで、亡者たちも責苦から逃れられるとされてます。
かつては、奉公人の藪入りの日にあたることから、多くの人々が閻魔詣に行きました。

縁日には、八日の薬師、十日の金毘羅、十三日の虚空蔵、十八日の観音、二十一日の弘法大師、二十四日の地蔵・愛宕、二十五日の天神、八・十八・二十八日の鬼子母、二・十五・二十八日の不動 などがあります。