京料理 道楽のブログ

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《真味倶楽部》

2012-09-15 | Weblog
まず、お座付は、A5 近江牛のヒウチを備長炭で炙って、京焼の色絵菊鉢に刻み野菜とともに盛りました。取り皿は、和全の交チ福字皿。

お造りは、天然の大車海老と淡路の鮃を、宗入の菊向附に。

お椀盛は、時代京蒔絵の日の出椀に、紫ずきんの擦り流しをはって、揚げ蓮餅を盛り、針オクラを添えます。

焼物は、小浜の糸縒と真鯛、丹波占地、椎茸、鷹ヶ峯唐辛子を備長炭で焼き、永楽妙全の月に薄の画皿に盛りました。

炊き合わせは、大根と真鴨を、真葛香斎の竜田川透鉢に盛り込み、針打ちの九条葱をタップリ添えて。

預鉢は、白井半七の乾山写 秋草の画鉢に、北海道の松茸と菊菜と活甲烏賊のおしたし。

香の物は、妙全の黄交チ菊皿に、京茄子と胡瓜と小蕪の糠漬け。
小吸物は、時代菊蒔絵朱塗椀に、冬瓜 ナメコ 三つ葉の赤出汁。
御飯は、茄子型釜で秋味とイクラの炊き込み御飯です。茶碗は妙全の黄交チ菊唐草蓋物。

水物は、クラウンメロン、藤稔り、南水、白桃、無花果ゼリーを藤平伸先生の皿に。

お菓子は、時代朱塗盆に丹波大納言の餡をしいたところに、作りたての安倍川餅。

薄茶は、自作茶碗でお出ししました。

掛け物は、大谷句佛の画賛。花は時代耳付扁壺に、数珠玉 桔梗 嫁菜菊 を入れました。

今日は三連休初日で、高速道路はかなり渋滞してたとのお話でした。