「升田かぶ」☆

おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋　齋藤真です。

１１月１２日（水）の山形県酒田市は、曇り空です。

朝６時の気温は、放射冷却現象が起きた昨日に比べると５度程高くなっています。

今日の天気は下り坂、午後からの降水確率が高くなっています。

山形県庄内地方で栽培されている在来品種のカブでは、「温海かぶ」、「藤沢かぶ」が有名ですが、その他にも現存する在来品種のカブが存在します。

こういった在来品種のカブも、食生活の変化や栽培者の高齢化で、消滅の危機に瀕しています。

そんな在来品種のカブのひとつに「升田かぶ」があります。

「升田かぶ」は、白系の長カブで、一見「青首大根」のミニチュアのようなカブです。


「升田かぶ」


大きさも形もまちまちで、漬物として漬ける時も容器に入れる時、まるでパズルをしているようでした。

生産していたのは、かなりご高齢の方ただひとりで、消滅の危機に瀕しておりました。

「升田かぶ」を絶やしたくないという思いから、現在は２～３軒の有志が、自家用として栽培を続けているのだそうです。

そんな「升田かぶ」の漬物を、縁あって試作することになりました。

昨日、「升田かぶ」を頂き、早速甘酢漬として漬け込みました。

仕上がりまでは、３週間程度かかります。

どんな味に仕上がるのか、今から楽しみです。



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