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DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

再決定、転級、などなど(色々:06‐10‐24)

2024年06月10日 05時34分14秒 | 世界ボクシング

最近(2024年6月10日ごろ)のニュースです。

1)本来なら来月20日に、ジャック ポール(米)との「公式戦」を行う予定だったマイク タイソン(米)。自身の体調不良のために今回は延期に。この試合の新たな日取りは11月15日になりました。

2)4団体統一ヘビー級王者オレクサンデル ウシク(ウクライナ)は増量苦だそうで、師走に予定されるタイソン フューリー(英)との再戦後、以前主戦場にしていたクルーザー級に再降格する可能性があるようです。減量苦という言葉はよく耳にしますが、増量苦というのはほとんど聞いたことがありません!

ウシクには是非、WBAやWBCが認定している18番目の階級には関与しないで貰いたいものです。

3)現在空位となっているWBCフライ級タイトル。その王座決定戦に、ライトフライ級の2冠王寺地 拳四郎(BMB)が出場するという話があるようです。複数の海外メディアでは、すでに寺地はライトフライ級の王座を返上済み、と記載があります。真相はどうであれ、寺地の今後のスケジュールはそろそろ発表されるのではないでしょうか。

4)WBCとWBOライトフライ級の1位にランキングされている岩田 翔吉(帝拳)が7月6日、後楽園ホールのリングに登場。比国のジャージール トリニダードと10回戦で対戦します。

5)OPBF(東洋太平洋)ライト級王者鈴木 雅弘(角海老宝石)が7月19日、後楽園ホールのリングに登場。宇津木 秀(ワタナベ)を迎え、保持する王座の初防衛戦を行います。

6)来月13日に防衛戦をコディ クロウリー(カナダ)を相手にIBFウェルター級王座の防衛戦を予定していたジャロン エニス(米)。クロウリーが出場不能になったため、代役挑戦者を検索中だとか。ひょっとしたら佐々木 尽(八王子中屋)のタイトル戦出場の機会が訪れるかもしれませんね!

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波田、坂との強打者戦を制す(OPBFスーパーフェザー級ほか)

2024年06月09日 05時33分21秒 | 世界ボクシング

今月1日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)スーパーフェザー級戦:
挑戦者波田 大和(帝拳)TKO3回2分32秒 王者坂 晃典(仲里)

*14勝(13KO)2敗(1KO)負けの波田と、23勝(20KO)7敗(5KO負け)の坂という、勝っても負けてもほとんどがKO/TKO決着という選手同士による一戦。タイトル戦(日本ユース戦は除く)初登場となった挑戦者が、冷静に王者の攻撃を対処。3回に右フックでダウンを奪った波田が、その後の連打で一気にケリをつけてしまいました。

初の8回戦以上の試合で、タイトル奪取を果たした波田。2020年2月に、現世界ランカーである力石 政法(緑)にTKO勝利を収めた星が光ります。

地域王座で王座交代劇が起こったスーパーフェザー級。下記は2024年6月9日現在の、同級の王者たちとなります。

WBA:ラモント ローチ(米/防衛回数0)
WBC:オシャキー フォースター(米/2)
IBF:アンソニー カカーチェ(英/0)
WBO
:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/2)
WBO(暫定):オスカル バルデス(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):波田 大和(帝拳/0)
WBOアジア太平洋:力石 政法(緑/0)
日本:奈良井 翼(RK蒲田/0)

 

WBOアジア太平洋フェザー級戦:
王者藤田 健児(帝拳)判定3対0(116-111、115-112、114-113)挑戦者ロデックス ピアラ(比)

*今年の1月に、僅か6戦目でタイトルを獲得している藤田。10戦全勝(1KO)というKO率10パーセントのピアラを迎え初防衛戦を行いました。王者の快勝劇も予想されていましたが、お互いに偶然のバッティングでダウンをしたり、負傷したりと、少々荒れた展開に。最後まで、両者のボクシングが噛み合わず試合終了のゴングを聞くことに。藤田が僅差の判定で、王座を死守しました。

下記はこの試合が終わった時点(2024年6月1日)での、フェザー級のタイトルホルダーたちとなります。

WBA:レイモンド フォード(米/0)
WBC:レイ バルガス(メキシコ/1)
WBC(暫定):ブランドン フィゲロア(米/1)
IBF
:ルイス アルベルト ロペス(メキシコ/3)
WBO:ラファエル エスピノサ(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):堤 駿斗(志成/0)
WBOアジア太平洋:藤田 健児(帝拳/1)
日本:松本 圭佑(大橋/2)

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今週末の試合予定

2024年06月08日 05時43分12秒 | 世界ボクシング

2024年6月第週末の主な試合予定です(2024年6月8日から6月14日まで)。

*この期間、アジアや欧州、そして米国でそれなりの数の中小規模の興行が行われる予定ですが、主要4団体の世界戦などの大きな試合は行われないようです。

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3大世界戦プラス1

2024年06月07日 05時31分23秒 | 世界ボクシング

7月20日、両国国技館で予定される試合です。
WBCバンタム級戦:
王者中谷 潤人(M.T)
対 挑戦者ビンセント アストロラビオ(比)

WBOスーパーフライ級戦:
王者田中 恒成(畑中)対 挑戦者ジョナタン ロドリゲス(メキシコ)

WBOフライ級戦(王座決定戦):
加納 陸(大成)対 アンソニー オラスクアガ(米)

*偶然でしょうが、同じ興行に出場する中谷も田中も、以前WBOフライ級王座を腰に巻いていました。

バンタム級戦(10回戦):
那須川 天心(帝拳)対 ジョナサン ロドリゲス(米)

*ここ数年、複数の世界戦が同時開催される興行が日本で行われるようになりました。今回もまた、楽しみなカードがズラリと一斉に決行されます。凄い事です。

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ビボル、久々のKO勝利(WBAライトヘビー級)

2024年06月06日 05時46分43秒 | 世界ボクシング

先週末1日・土曜日、サウジアラビアで行われた試合結果です。
WBAライトヘビー級戦:
王者ドミトリー ビボル(キルギスタン/露)TKO6回2分6秒 挑戦者マルク ジナド(リビア/マルタ)

*本来ならこの日、3つのベルトを保持しているアルツロ ベテルビエフ(露・カナダ)との王座統一戦に臨む予定だったビボル。しかしその一戦はベテルビエフの負傷により、延期となってしまいました。代わってビボルは、22戦全勝(16KO)という素晴らしい戦績の持ち主であるジナドを迎え、自身の保持するWBA王座の防衛戦を行う事になりました。

ジナドは数字だけの選手ではなく、敵地豪州に乗り込んでIBF2位の地位を実力で勝ち取った選手。ベテルビエフと比べると、怖さが激減した選手かもしれませんが、決して侮れない選手です。

4月24日に試合を行ったジナドを相手に、珍しく打ち気満々でスタートダッシュをかけたビボル。初回からワン・ツー・ワン(左ジャブ・右ストレート・左ジャブ)の見事な速射砲連打でダウンを奪います。その後も的確なパンチと、絶妙なポジショニングで主導権を握り続けたビボル。しかしジナドもリードを許しながらも、時折王者を脅かすようなパンチを当てていきました。

中盤の6回に、左右の連打で再び挑戦者を苦境に追い込んだビボル。最後はレフィリーストップを呼び込み、試合を終わらせています。

実に2018年3月以来のKO(TKO)勝利を飾ったビボル。2016年5月にまずは暫定王座として獲得した王座の14連続防衛に成功しました。また、注目のベテルビエフとの頂上決戦は、10月12日に再スケジュールされたようです。

ベテルビエフとビボルが2強として君臨している現在のライトヘビー級。下記は2024年6月6日現在の同級の王者たちとなります。

WBA:ドミトリー ビボル(キルギスタン・露/防衛回数14)
WBC:アルツロ ベテルビエフ(露・カナダ/5)
IBF:アルツロ ベテルビエフ(露・カナダ/8)
WBO:アルツロ ベテルビエフ(露・カナダ/2)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ジェローム パンペロン(ニュージーランド/英)

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意見番(06‐05‐24)

2024年06月05日 05時54分07秒 | ボクシングネタ、その他雑談

*もう少し、いい写真があっても良さそうなのですが。しかしネリ、見るからに痛そうというか、可哀そうというか...。

Photo: Amazon.co.jp

この期間、2024年5月には3階級で4団体の統一戦が行われました。4つのベルトをまとめる事は非常に立派なことですが、ただ単に世界のベルトが水増しした事実が見逃されているようでなりません。本来なら選手(ボクサー)がベルトをまとめていくのではなく、世界王者統括団体が一つにまとまっていくべきではないでしょうか。以前はボクシング関係者からもファンからも、そういう声が上がっていたのですがね。

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ミドル級トーナメント、開催へ!?(ミドル級x4)

2024年06月05日 05時37分05秒 | 世界ボクシング

7月15日、大阪府吹田市大和アリーナで予定される興行です。
ミドル級戦:
日本/WBOアジア太平洋王者国本 陸(六島)対 可兒 栄樹(T&T)

*両社は既には3月31日に対戦し、国本が6回TKO勝利を収めています。

ミドル級戦(10回戦):
前OPBF(東洋太平洋)王者竹迫司登(ワールドスポーツ)対 マーク ディキンソン(英)

*先月11日に韓国でOPBF王座を失っている竹迫にとり、再起戦でもあります。ディキンソン は6戦全勝(2KO)の選手で、昨年11月に初の10回戦を行っています。

ミドル級戦(10回戦):
アーロン マッケンナ(アイルランド)対 ジョバニー エステラ(米)

*米国西海岸を拠点としているマッケンナは、18戦全勝(9KO)の戦績の持ち主で、昨年6月にWBCインターナショナル王座を獲得しています。対するエステラは、14戦全勝(5KO)のレコードを保持。今回が初の10回戦での試合となります。

ミドル級戦(10回戦):
キーロン コンウェイ(英)対 アイニウェア イリアティ(Ainiwaer Yilixiati/中国)

*20勝(5KO)3敗1引き分けのコンウェイは、これまでにスーパーウェルター級とミドル級でWBAインターコンチネンタルのベルトを獲得してきました。対するは19勝(14KO)1敗のイリアティは、WBCアジア王座のスーパーミドル級、ミドル級、マイナー団体IBOのミドル級アジアタイトル、そしてWBOオリエンタル王座も獲得してきたタイトルコレクター。中国語では伊力 夏提と明記そうすようです。今回組まれた4試合で、これが一番レベルの高い戦いになりそうです。

 

*当初、3月31日に名古屋国際会議場で予定されていたミドル級トーナメント「PRIZE FIGHTER」。英国のマッチルーム社が手掛けていたその興行は、主催者側の何らかの理由でキャンセルとなってしまいました。そのまま再スケジュールされることなく消滅たと思われていた興行が、出場選手を若干変えて大阪の地で決行されることになりました。

優勝者は賞金60万ドル(日本円で約9300万円)を獲得するとともに、世界ランキングの上位進出も果たせることでしょう。4試合とも10回戦として行われますが、何らかのタイトルが争われるかは不明です。

今回出場する8選手は、世界的にはまだまだ無名に近い存在ですが、将来の可能性がある「金の卵」的なボクサーたちです。今回は無事に開催されて貰いたいですね。

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あの試合から30年(WBAウェルター級:1994年6月4日)

2024年06月04日 05時33分31秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の今日にあたる1994年6月4日、フランスで行われた試合結果です。
WBAウェルター級戦:
指名挑戦者アイク クォーティー(ガーナ)TKO11回57秒 王者クリサント エスパーニャ(ベネズエラ)

*長期政権も期待されていた安定王者と、将来が大いに期待されていた指名挑戦者による実力者同士による対決が、30年前にフランスで行われました。

30戦全勝(25KO)のエスパーニャは、英国を中心に活躍する身長178センチの長身選手。高いガードと鋭い左ジャブを主体とする基本に忠実なボクシングを展開しながらも、鋭い攻撃で相手を追い詰めていく選手。1992年10月に、あのメルドリック テーラー(米)にほとんど何もさせずにTKO勝利。「隠れた実力者がついに世界に到達」したと、専門家の間では非常に高い評価を得ていました。

(安定王者エスパーニャ)/ Photo: BoxRec

25戦全勝(21KO)と、こちらも全勝記録を持った最強挑戦者クォーティー。「アズマー ネルソンの後継者はこのクォーティーだ!」と、早くから世界が期待されていた選手です。日本の専門誌でも、将来フリオ セサール チャベス(メキシコ)の後継者になるのは、オスカー デラホーヤ(米)、コンスタンチン チュー(露/豪)、もくしはこのクォーティーだろうと言われていました。171センチと、身長では王者に劣るものの、エスパーニャに全く劣らない鋭いパンチの持ち主です。

(最強挑戦者クォーティー)/ Photo: BoxRec

共に固いガードと、強く的確な左ジャブを駆使する基本に忠実なボクシングの持ち主。初回から、見ごたえのある、我慢比べの試合展開が繰り広げられていきます。

身長とリーチで上回るベネズエラ人は、左右のパンチをこれでもかと上下に放っていきます。全ラウンドを通じ、「エスパーニャのスタミナは底なしか?」と思わせるほどの手数を出していきます。「バズーカ」の異名を持つクォーティーも引けを取ることなくストレートのような左ジャブで対抗。まさにお互いに譲らない一進一退の攻防が続いていきました。

 技術の高い選手同士が共に、肉体的にも精神面でも強さを見せあった一戦。10回終了時までの採点も、一人のジャッジが96対94でエスパーニャを支持すれば、もう一人のジャッジは99対96でクォーティーを有利としていました。そして最後のジャッジは95対95のイーブンとのまさに互角。勝負は残り2ラウンドを残し全く予想がつかない展開に。

「試合終了のゴングを聞くのでは?」と思われた矢先、11回早々にガーナ人の凄まじい連打で王者がダウン。試合再開後も再び強打の暴風雨を浴びせられたエスパーニャは、レフィリーと自陣営に助けられる形で救われました。「機を見るに敏」というのでしょうか、まさにクォーティーが一瞬で試合を終わらせてしまいました。

クォーティーは数年後となる1999年2月に、オスカー デラホーヤ(米)とボクシング史に残る凄まじい打ち合いを演じる事になります。このエスパーニャとの一戦は、デラホーヤ戦のようなダウン応酬の激しい試合ではありませんでしたが、試合内容は決して劣るものではありませんでした。もっと評判に登っていい試合だと思うのですがね。

この試合後、世界王者として一戦ごとに評価を高めていったクォーティー。あまりにも強すぎたため、対戦相手を探すのに苦慮したほどの選手に成長していきました。対するエスパーニャですが、その実力から世界王座への返り咲きは容易に思えました。しかし翌年3月に、無冠戦に登場し無難に再起戦を飾りました。しかしその試合を最後に引退してしまいました。

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延期、中止、などなど(色々:06‐03‐24)

2024年06月03日 05時08分48秒 | 世界ボクシング

最近(2024年6月3日ごろ)のニュースです。

1)来月20日にジャック ポール(米)との「公式戦」を予定していたマイク タイソン(米)。鉄人の潰瘍が再発したため延期となってしまいました。近日中にこの試合の新たな日取りが発表されるそうです。

2)8月3日に米国カリフォルニア州で予定されていたティム チュー(豪)とバージル オルティス(米)によるスーパーウェルター級戦。この試合はチューの3月末に負った負傷の回復が遅れているため、延期ではなく中止となりました。オルティスは同日に試合を決行する予定で、現在別の対戦相手を模索中だそうです。

3)2週間前に大激戦を演じたばかりのオレクサンデル ウシク(ウクライナ)とタイソン フューリー(英)。両者による再戦が12月21日、再びアラビア半島で行われることが決まりました。

4)これまでに2度、世界ミドル級のタイトルを獲得してきたダニエル ジェイコブス(米)。来月6日にシェーン モズレー2世(米)と対戦するようです。

5)サウル アルバレス(メキシコ)の脅威となりうる存在に成長しつつあるクリスチャン ムビリ(仏)。先月25日に40秒で白星を加えたばかりですが、8月17日に早くも次戦が決定。現在では珍しい無冠の帝王セルゲイ デレイビャンチェンコ(ウクライナ)と対戦する事が発表されています。

6)そのカネロ(アルバレスのニックネーム)。どうやらIBFの指名挑戦者ウィリアム スカル(キューバ)との対戦を避けるため、同団体の王座は返上するようです。

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銀次郎、近江のリングに登場(IBFミニマム級)

2024年06月02日 05時05分28秒 | 世界ボクシング

7月28日、滋賀県大津市ダイハツアリーナで予定される試合です。
IBFミニマム級戦:
王者重岡 銀次郎(ワタナベ)対 挑戦者ペドロ タドゥラン(比)

*夏本番となる7月末、軽量級のKOアーティスト銀次郎が近江のリングに登場。銀次郎から見て、3代前のIBFタイトル保持者だったタドゥランを迎え、保持する王座の3度目の防衛戦を行います。

何でもこの試合は、滋賀県で行われる初の世界戦だとか。意外ですね。

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