DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ビボル、久々のKO勝利(WBAライトヘビー級)

2024年06月06日 05時46分43秒 | 世界ボクシング

先週末1日・土曜日、サウジアラビアで行われた試合結果です。
WBAライトヘビー級戦:
王者ドミトリー ビボル(キルギスタン/露)TKO6回2分6秒 挑戦者マルク ジナド(リビア/マルタ)

*本来ならこの日、3つのベルトを保持しているアルツロ ベテルビエフ(露・カナダ)との王座統一戦に臨む予定だったビボル。しかしその一戦はベテルビエフの負傷により、延期となってしまいました。代わってビボルは、22戦全勝(16KO)という素晴らしい戦績の持ち主であるジナドを迎え、自身の保持するWBA王座の防衛戦を行う事になりました。

ジナドは数字だけの選手ではなく、敵地豪州に乗り込んでIBF2位の地位を実力で勝ち取った選手。ベテルビエフと比べると、怖さが激減した選手かもしれませんが、決して侮れない選手です。

4月24日に試合を行ったジナドを相手に、珍しく打ち気満々でスタートダッシュをかけたビボル。初回からワン・ツー・ワン(左ジャブ・右ストレート・左ジャブ)の見事な速射砲連打でダウンを奪います。その後も的確なパンチと、絶妙なポジショニングで主導権を握り続けたビボル。しかしジナドもリードを許しながらも、時折王者を脅かすようなパンチを当てていきました。

中盤の6回に、左右の連打で再び挑戦者を苦境に追い込んだビボル。最後はレフィリーストップを呼び込み、試合を終わらせています。

実に2018年3月以来のKO(TKO)勝利を飾ったビボル。2016年5月にまずは暫定王座として獲得した王座の14連続防衛に成功しました。また、注目のベテルビエフとの頂上決戦は、10月12日に再スケジュールされたようです。

ベテルビエフとビボルが2強として君臨している現在のライトヘビー級。下記は2024年6月6日現在の同級の王者たちとなります。

WBA:ドミトリー ビボル(キルギスタン・露/防衛回数14)
WBC:アルツロ ベテルビエフ(露・カナダ/5)
IBF:アルツロ ベテルビエフ(露・カナダ/8)
WBO:アルツロ ベテルビエフ(露・カナダ/2)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ジェローム パンペロン(ニュージーランド/英)

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