DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

吉野、再起に成功(スーパーライト級)

2024年06月20日 05時21分08秒 | 世界ボクシング

先日17日・月曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
スーパーライト級戦(8回戦):
吉野 修一郎(三迫)TKO2回2分52秒 ジュレス ビクトリアーノ(比)

*昨年4月、敵地米国ニュージャージー州に乗り込み、現WBCライト級王者シャクール スティーブンソン(米)と対戦した吉野。強豪相手に奮戦、勝利も期待されましたが、実力者相手に完敗。世界との距離を痛感させられる結果となってしまいました。その後、右ひじの手術などもあり、ブランクを作ってしまった吉野ですが今回、14ヵ月ぶりの実戦に臨むことになりました。

吉野が迎えたビクトリアーノは、13勝(10KO)7敗(5KO負け)と勝っても負けてもKO決着の多い中々危険度の高い選手。実際、初回には比国人の強打を貰う場面が幾度かありました。しかし両者の実力差は明らかで、エンジンのかかった吉野は、続く2回に一気に3つのダウンを奪い試合を終わらせています。

格下相手に無難な勝利を収めた吉野。世界王者にとんでもない実力者が揃っていますが、まだまだ同級では日本の第一人者なだけに、今後の巻き返しに期待しましょう。

 

強豪たちが世界王者に並立する現在のライト級。下記は2024年6月20日現在の、吉野が主戦場とする同級の王者たちとなります。

WBA:ジャルボンテ デービス(米/防衛回数4)
WBC:シャクール スティーブンソン(米/0)
IBF:ワシル ロマチェンコ(ウクライナ/0)
WBO:デニス ベリンチュク(ウクライナ/0)
OPBF(東洋太平洋):鈴木 雅弘(角海老宝石/0)
WBOアジア太平洋:保田 克也(大橋/2)
日本:三代 大訓(ワタナベ/0)

*吉野は以前、日本、WBOアジア太平洋、OPBFの3つの王座を保持していました。世界を再び見据える前に、それらの王座を再獲得していくというのも一つの選択肢ではないでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする