先週末22日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
2団体スーパーウェルター級戦:
WBC/WBO王者セバスチャン フンドラ(米)TKO4回2分51秒 挑戦者ショーデール ブッカー(米)
*ちょうど一年前(2024年3月30日)、ティム チュー(豪)を大流血させた末に僅差の判定勝利を収めたフンドラ。チューが保持していたWBO王座に加え、当時空位だったWBCタイトルを獲得しました。一年近く過ぎ、ようやく初防衛戦を迎える事となったフンドラ。身長197センチと、同級としては規格外の超長身の王者は、その対格差に飲まれたブッカーを初回から飲み込む形となりました。
175センチと平均的な同級選手としては中々の体格の持ち主である挑戦者でしたが、王者と比べると身長差は大人と子供以上のものがありました。時折反撃を見せたブッカーでしたが、対格差に圧倒されていたためかパンチに力が入らず。逃げ腰のボクシングが続いてしまいます。そんな挑戦者を相手に、あっさりと2度のダウンを奪い、レフィリーストップに追い込んだフンドラ。久々の試合としては上出来な試合内容と言っていいでしょう。
いくら細身とはいえ、同級の体重を維持する事は困難と推測されるフンドラ。今後、どのような路線を歩んで行くのか大いに気になると事です。
2025年3月28日現在の、スーパーウェルター級のタイトル保持者たちを確認しておきましょう。
WBA:テレンス クロフォード(米/防衛回数0)
WBA(暫定):ヨエニス テジェス(キューバ/0)
WBC:セバスチャン フンドラ(米/0)
WBC(暫定):バージル オルティス(米/1)
IBF:バフラム ムルタザリエフ(露/1)
WBO:セバスチャン フンドラ(米/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位
日本:出田 祐一(三迫/3)
*これまでテレンス クロフォード(米)はWBOの暫定王座も保持していました。しかしクロフォードが2階級上のサウル アルバレス(メキシコ)との対戦に向け動き出しているため、同団体はクロフォードのタイトルを無効にしています。
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