今から30年前の昨日となる1995年4月8日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
WBCヘビー級戦:
王者オリバー マッコール(米)判定3対0(115-112、115-114、114-113)挑戦者/元王者ラリー ホームズ(米)
*同年代のジョージ フォアマンを追うかのように、世界ヘビー級のトップ戦線に戻ってきたホームズ。45歳と5ヶ月のオールドグレートは、30歳を目前にしたマッコールに大善戦。2人のジャッジがわずかポイント差とする大接戦ではありましたが、残念ながら世界王座への返り咲きはなりませんでした。
(30歳直前のマッコールが、40半ばのホームズを迎えた一戦)/ Photo: Wikipedia
前年9月に、レノックス ルイス(英)をワンパンチでKOし時の人となったマッコール。老兵相手に苦戦はしましたが、虎の子のタイトルは死守しています。
WBAヘビー級戦(王座決定戦):
ブルース セルドン(米)KO7回終了 元IBF王者トニー タッカー(米)
*打たれ脆さを兼ね合わせた強打者セルドン。タフなタッカーを中盤戦にストップし、フォアマンが剝奪されたWBA王座の獲得に成功しました。
WBCスーパーライト級戦:
王者フリオ セサール チャベス(メキシコ)判定3対0(120-107、118-109x2)挑戦者/元WBO王者ジョバンニ パリージ(伊)
*「伝説のメキシカン」チャベスがWBO2階級制覇王パリージの挑戦を受けました。2回に右ショートを見事に合わせ、先制のダウンを奪ったチャベス。その後も優位に試合を進めるも、結局は最終回のゴングを聞くことに。全盛期を既に過ぎたチャベスでしたが、その決定力も徐々に衰えつつあったようです。
昨日お届けしたテリー ノリス(米)とフェリックス トリニダード(プエルトリコ)の試合と同じ興行に、2つの世界ヘビー級戦が組み込まれ、チャベスも防衛戦を行うという何とも贅沢なイベントが決行されました。この他にも、ヘビー級のヘンリー アキンワンデ(英)やフロンソワ ボタ(南ア)、バンタム級のナナ コナドゥ(ガーナ)やティム オースティン(米)も登場しています。
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