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今年もやってるやってる~

バトラー、暫定王座を獲得(WBOバンタム級:暫定王座)

2022年04月27日 05時33分37秒 | 世界ボクシング

先週22日、英国で行われた試合結果です。
WBOバンタム級戦(暫定王座決定戦):
ポール バトラー(英)判定3対0(118-110、117-111、116-112)ジョナス スルタン(比)

*2014年6月に、番狂わせでIBFバンタム級王座を獲得したバトラー。しかし、その王座は防衛戦を行うことなく返上し、当時主戦場としていたスーパーフライ級に再転級しています。その後、スーパーフライ級とバンタム級で世界王座への返り咲きの機会を得ましたが、結果に結びつかず。2つの階級を行き来しながら、再度の世界挑戦を虎視眈々と狙っていました。

ようやく実現した世界再挑戦ですが、本来ならバトラーは、昨年の師走にアラブ首長国連邦でジョン リエル カシメロ(比)に挑戦する予定でした。その時はカシメロが、試合直前に体調を崩しキャンセルに。今回、試合地を変えて改めて再スケジュールされました。しかし、またもカシメロが試合出場が出来なくなるという事態に陥ってしまいました。代わって同じ興行に出場を予定していたスルタンが、バトラーと暫定王座を争う事になりました。

試合の方は、持ち前(?)の軽打と連打で比国人を捌き続けたバトラー。明白な判定で暫定ながらも約8年ぶりに世界王者に復帰しました。バトラーの非力さを考慮すると、カシメロが相手だったら勝機はかなり低かったでしょう。

このままカシメロと対戦することなく正規王者に昇格する可能性が高いバトラーですが、井上 尚弥(大橋)やノニト ドネア(比)と比べると、世界ランカー達にとり狙い目の王者と言っていいでしょうね。

下記は2022年4月27日現在のバンタム級のタイトル保持者たちとなります。

WBA(スーパー/唯一):井上 尚弥(大橋/防衛回数5)
WBC:ノニト ドネア(比/1)
IBF:井上 尚弥(大橋/4)
WBO:ジョン リエル カシメロ(比/4)
WBO(暫定):ポール バトラー(英/0)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/0)
WBOアジア太平洋:西田 凌佑(六島/1)
日本:澤田 京介(JB Sports/0)


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