最近(2024年3月3日ごろ)のニュースです。
1)サウル アルバレス(メキシコ)との対戦が中々実現しないWBCスーパーミドル級暫定王者のデビット べナビデス(米)。業を煮やしたべナビデスはライトヘビー級への本格的な転向を視野に入れているようです。6月にもオレクサンドル グウォジク(ウクライナ)と拳を交える予定のべナビデス。その一戦は、WBCライトヘビー級の暫定王座決定戦として行われるようです。
2)現在WBCライトヘビー級王座を保持しているのは、IBFとWBO王座も腰に巻いているアルツロ ベテルビエフ(露/カナダ)。ベテルビエフは1月に、WBCの指名挑戦者カラム スミス(英)との防衛戦を終えたばかりです。正規王者が定期的に防衛戦を行っているにも関わらず、暫定王座を設置しようとするとは。このWBCの措置はベテルビエフに対し失礼であるし、団体としても疑問符を大いに投げざるを得ないでしょう。せめて「べナビデス対グウォジク」戦は、ベテルビエフへの挑戦者決定戦として行われるべきです。
3)リング内では圧倒的なパフォーマンスを見せ、リング外ではとんでもない問題児ぶりを発揮し続けているWBAライト級王者ジャルボンテ デービス(米)。18戦全勝(12KO)の注目株フランク マーティン(米)との対戦話が進んでいるようです。
4)日本スーパーバンタム級王者下町 俊貴(グリーンツダ)が4月13日、エディオンアリーナ大阪のリングでデカナルド 闘凛生(六島)を相手に、保持する王座の2度目の防衛戦を行います。
5)翌14日、同じ会場でWBOフライ級1位の加納 陸(大成)が、ジャッカパン セーントーン(タイ)と無冠戦8回戦で調整試合を行う予定です。
6)昨年師走に、神戸のリングでWBOアジア太平洋ライトフライ級王座を獲得したジェイソン バイソン(比)。4月21日に大阪市住之江区民センターで井上 彪(六島)の挑戦を受けるため再来日します。昨年2月には後楽園ホールのリングで現WBAフライ級王者ユーリ 阿久井 誠悟(倉敷守安)に敗れるも、判定まで粘っているバイソン。今回は日本のホープを相手に、どんな試合を見せてくれるのでしょうか。