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今年もやってるやってる~

ビボル、完封勝利で防衛記録を伸ばす(WBAライトヘビー級ほか)

2024年01月08日 05時05分26秒 | 世界ボクシング

先月23日、サウジアラビアで行われた試合結果です。
WBAライトヘビー級戦:
王者ドミトリー ビボル(キルギスタン/露)判定3対0(120-107x3)挑戦者リンドン アーサー(英)

この試合が行われた前年にあたる2022年に、現在のボクシング界を牽引するサウル アルバレス(メキシコ)と実力者ヒルベルト ラミレス(メキシコ)を退け、その評価を不動のものにしたビボル。しかし2023年は試合に恵まれず、師走の後半になりようやく2023年の初試合に臨むことになりました。

世界ランカーとして実力も実績も確かなものを持つアーサーを相手に、ブランクの影響をまったく見せなかったビボル。普段より攻撃的なボクシングを展開し、11回にはダウンも奪う快勝劇を演じています。アーサーの頑張りもあったため、2017年11月以来のKO/TKO勝利は叶いませんでしたが、判定はフルマーク。持ち前の上手さに加え、力強さも見せつけた一戦となっています。

ビボルが目指すのはもちろん、3つの王座を保持しているアルツロ ベテルビエフ(露)との王座統一戦。今年はいよいよそのライトヘビー級のドリームマッチは実現するのでしょうか? 

下記は2024年1月8日現在のライトヘビー級王者たちとなります。

WBA:ドミトリー ビボル(キルギスタン/露/防衛回数13)
WBC:アルツロ ベテルビエフ(露/4)
IBF:アルツロ ベテルビエフ(露/7)
WBO:アルツロ ベテルビエフ(露/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ジェローム パンペロン(ニュージーランド/英)

*昨年2023年4月、2017年11月以降初となる同級のWBOアジア太平洋級戦が行われ、英国生まれでニュージーランド育ちのパンペロンが王座を獲得しています。

 

クルーザー級戦(12回戦):
前王者ジェイ オペタイア(豪)KO初回2分56秒 挑戦者エリス ゾロ(英)

*今回の試合が行われる数日前に、それまで保持していたIBF王座を返上しているオペタイア。IBFランカーを相手に行った無冠戦で、見事な左のワンパンチで英国人を仕留めています。

現在は無冠のオペタイアですが、その実力はクルーザー級のトップであることには変わりないことを証明しました。願わくば同級で世界王座に返り咲き、王座統一路線を歩んで行って貰いたいものです。

2024年1月8日現在の、クルーザー級のタイトル保持者たちを確認しておきましょう。

WBA:アルセン グラムイリアン(アルメニア/仏/防衛回数3)
WBC:ノエル ゲボール(アルメニア/0)
IBF:空位
WBO:クリス ビラン スミス(英/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:カムシベク クンカバエフ(カザフスタン/0)

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