先週末20日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)ライト級戦(王座決定戦):
鈴木 雅弘(角海老宝石)TKO初回82秒 ロルダン アルデア(比)
*昨年10月に、アルデアの本拠地フィリピンで同じ王座を賭け対戦している両雄。その時はフルラウンドを費やしながらも痛み分け(鈴木から見て0対1:112-116、114-114x2)という結果を残しています。
場所を鈴木の本拠地に移して行われた今回の再戦も、実力拮抗者同士の対戦のため接戦が予想されていました。しかし蓋を開けてみると、鈴木が右の強打を見事にクリーンヒットさせ速攻勝利に成功。3年前に獲得している日本スーパーライト級王座に続いて、自身2つ目の王座を手にしました。
下記は先日もお届けしましたが、2024年1月23日現在のライト級のタイトルホルダーたちとなります。
WBA:ジャルボンテ デービス(米/防衛回数4)
WBC:シャクール スティーブンソン(米/0)
IBF:空位
WBO:空位
OPBF(東洋太平洋):鈴木 雅弘(角海老宝石/0)
WBOアジア太平洋:保田 克也(大橋/2)
日本:仲里 周磨(オキナワ/1)
WBOアジア太平洋フェザー級戦(王座決定戦):
藤田 健児(帝拳)判定3対0(120-107x2、118-109)ジョセフ アンボ(比)
*プロ6戦目にして初のタイトル戦に出場する事になったアマチュア10冠王の藤田。5回に自らが放った低打(ローブロー)のため、約5分間の試合中断に見舞われてしまいました。しかしそれ以外は最終回にダウンを奪うなど、まったくのワンサイドマッチを演じて試合終了。まずは無難なタイトル獲得に成功しています。
世界は元より、藤田には国内にも好敵手が多数存在する現在の日本フェザー級戦線。今後の活躍、そして好カード実現に期待が寄せられます。
2024年1月23日現在のフェザー級王者たちを確認しておきましょう。
WBA:空位
WBC:レイ バルガス(メキシコ/防衛回数0)
WBC(暫定):ブランドン フィゲロア(米/0)
IBF:ルイス アルベルト ロペス(メキシコ/1)
WBO:ラファエル エスピノサ(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):堤 駿斗(志成/0)
WBOアジア太平洋:藤田 健児(帝拳/0)
日本:松本 圭佑(大橋/1)
ライトフライ級戦(8回戦):
岩田 翔吉(帝拳)TKO6回2分21秒 レネ マーク クアルト(比)
*2022年11月の世界初挑戦失敗以来、今回が3度目のリング登場となった岩田。元IBFミニマム級王者クアルトから合計4度ものダウンを奪う圧勝劇を演じることに成功しています。
現在、WBCとWBOの2つの団体で最上位にランキングされている岩田。来月16日にはIBF王者エイドリアン クリエス(メキシコ)が初防衛戦を予定しています。3月2日には宿敵ジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ)が、同胞レネ サンティアゴとWBO内での王座統一戦に臨みます。そしてなんといっても今夜には、WBCとWBAの2冠王寺地 拳四郎(BMB)とカルロス カニザレス(ベネズエラ)との決戦が控えています。向こう一月半の世界王座の動向次第で、岩田の次戦も自然と決まってくることでしょう。
下記は2024年1月23日現在の、岩田の主戦場であるライトフライ級の王者たちとなります。
WBA:寺地 拳四郎(BMB/防衛回数2)
WBC:寺地 拳四郎(BMB/3)
IBF:エイドリアン クリエル(メキシコ/0)
WBO:ジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ/2)
WBO(暫定):レネ サンティアゴ(プエルトリコ/0)
OPBF(東洋太平洋):ミエル ファハルド(比/0)
WBOアジア太平洋:ジェイソン バイソン(比/0)
日本:川満 俊輝(三迫/0)