今月14日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
ヘビー級12回戦:
タイソン フューリー(英)判定3対0(118-110、117-111、116-112)オト ヴァリン(スウェーデン)
*来年2月に、宿敵ディオンティ ワイルダー(米)との再戦の計画があるフューリー。その一戦への宣伝のためか、2試合続けて米国のリングに登場したフューリー。この日迎えたのは、世界ランカーながらも国際的には知名度の低いヴァリン。その知名度の低さから、フューリーの圧勝が予想されていました。
試合の方はその予想に反し、フューリー陣営からすれば冷や汗ものの内容に。番狂わせを目指すスウェーデン人は前半元気よく攻勢を仕掛け、そのパンチでフューリーの右目をカットします。中盤戦以降は、本来の実力差を見せつけ優位に試合を進めていったフューリー。しかし負傷した右目の傷がパンチによるものだったため、いつレフィリー・ストップが入ってもおかしくない緊張した後半戦が続きます。最終的には無事に12回戦い抜く判定勝利を収めた英国人。しかしその傷の深さから、2月でのワイルダーとの対戦を危ぶむ声が聞こえています。
WBOスーパーバンタム級戦:
王者エマヌエル ナバレッテ(メキシコ)TKO4回26秒 ファン ミゲル エロルデ(比)
*先月17日に防衛戦を果たしたばかりのナバレッテ。しかしその防衛戦からの疲れも見せずにエロルデを圧勝。ライバルを4回に沈め、昨年師走に獲得した王座の3度目の防衛に成功しています。