キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ワカシ

2014年09月22日 | Weblog
朝早くから秋晴れの目の覚めるような天気であった。
墓参りにゆき、墓の掃除をして小菊を手向け、線香をあげてきた。
アクアに乗っていったのだが、高速でリッター38キロメートル走ったのには驚いた。
身体がデカイので運転席に入るときにハンドルが腿に当たる欠点はあるものの、空気抵抗を減らすため車高が低くなければならず、仕方がないだろう。
静かだし小回りが効いて街中の運転はすこぶるしやすい。

ベッドに横になり抜けるような青空を見ながら、昼まで団伊玖磨の「舌の上の散歩道」を読む。
文筆が本業でない人の文章は気っぷが良いと面白いのだが、団伊玖磨のエッセイはじつに痛快である。
秋晴れのこんな天気に読むのにもっとも相応しい。
しかし、このかた見かけによらず健啖家で、米の飯には目がなく朝昼晩と三度三度喰わなきゃ気がすまない。
食の細いやつが、何処其処の何が美味いと云ってるのを聞いても、聞き流すだけで相手にしないが、健啖家の話には思わず耳を傾けてしまう。

仲人をした結婚式の披露宴で、土産用の折り詰めの赤飯と鯛のお頭付きに箸を伸ばし、ようやく腹が収まったのだが、家に帰り奥さんから恥ずかしくて仕方がなかったと云われ、出ているものを喰って何が悪いと反論した。
私も同じことをした覚えがある。
箸を付けずに家に持って帰るなんてさもしい根性が嫌いだ。

午後早めに大磯の浜までサーフトローリングをやりに行く。
南風で波が高く釣りにくい海だったが、実際釣果もなく二時間が過ぎた。
それでも午後四時過ぎ何かが掛かり右へ左へと走るのを慎重に上げたら30㎝のワカシだった。宗田鰹と思っていたので以外だった。五時半までやって小型の鯖を上げて納竿にした。

家に帰ってワカシを刺身にしたが、肉に厚みと歯応えがあって素晴らしく美味かった。
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