今朝は2時半に目が覚めて、それからずっと「横浜フォールインラブ」を聴いていた。
5時になると空が白み始め、随分夜明けが遅くなったなと思うが、後一月で彼岸だから当然だな。
6時までチョット浮気をしながら4回か5回聴いたと思うが、昔の横浜の恋物語を反芻しながら聴いていたので飽きなかった。
隠居生活になってから後悔の念が深まるとは思わなかったが、それまでは忙しさにかまけて生きることの本質をないがしろにしていたってことだ。
女性の場合は意思表示ができにくい時代だったから、思い残し症候群が多いと河合隼雄が何かに書いていたが、男は詰まらない意地を張った時代だったのかもしれない。
6時を過ぎたので台所へ降りて、ホッケを焼き、茄子とシメジの赤だし、茄子のオリーブオイル焼、胡瓜と茗荷の糠漬け、納豆を食べた。
朝飯というのは前の飯から一番時間が経っているので、その分腹が減っていて、一日の飯で一番充実したものを喰わないといけないのだが、一人分を作ったのでどうしても量が多くなり食い過ぎた。
雨戸を開けて、マルのトイレの掃除をして2階へ上がって来たが、机に座って北の空を眺めると曇っている。
昨夜は暑くて寝苦しかったが、今日も曇りのわりに朝から蒸し暑い。
急に思い立って松坂慶子のアルバムを買ったが、検索してたら「松坂慶子ヌード写真集」というのが出てきて、CDを止めてよっぽどそっちを買おうかと思った。
若い頃の松坂慶子は本当に綺麗だった。
世の中にこんな綺麗な人がいるのだろうかと思ったが、そういう人が後から後から出て来たので人生愉しかったね。
日野美歌も若い頃は綺麗だったけど、今は太って女っぷりが落ちたが、そういや松坂慶子と似てるなあ。
女性は閉経すると内臓脂肪がつくようになり、腰の括れが無くなるらしいけど、二人とも同じ体型だ。
まあ、年を取ると男っぷりも落ちるもので、今日TVで高橋三千綱が73歳で亡くなったと知ったが、1978年に「9月の空」で芥賞を取った時は颯爽としてかっこよかった。
だが、晩年は癌を患い酷い姿だった。
76年に村上龍が「限りなく透明に近いブル―」で芥川賞を取って、高橋三千綱が出て来て、新しい時代の到来を感じたが、高橋三千綱はスランプになってその後目ぼしい作品が無かったような気がする。
今ではひどく太ってどうしようもないが、果たして若い頃は男っぷりは良かったのか? 僕の事だよ。