大岡昇平「武蔵野夫人」新潮文庫 昭和28年発行77刷改版、小堀杏奴「晩年の父」岩波文庫1991年1刷17刷を買った。
「武蔵野夫人」は高校生の時に確か読んだと思う名作だが、大人の恋物語だから今読んだ方が楽しめるだろう。
改版されて文字が大きくなったのはありがたい、新潮社も売上を伸ばすことが出来る。
それにしても60年間で77刷は立派だ。
やはり高校生の頃、 文藝春秋誌上で南沙織との対談があり、コンラッド・ローレンツを南沙織が読んでいて、動物行動学の話になったところに単なるアイドルでない沙織ちゃんの知的レベルの高さを感じたが、その頃既に高齢であった大岡昇平がローレンツを読んでいることにも感心した。
もう、40年前の話だ。
小堀杏奴は簡単に手に入りにくいので重版され廉価で手に入るのはありがたい。
文筆家の娘が随筆を書くケースが圧倒的に多いが、それは編集者が父親のことを書くように進めることがきっかけになるのだろうか。
阿川佐和子、檀ふみ、江国香織、幸田文などちょっと考えただけでも随分いらっしゃる。
さて、私のことも娘が書いてくれるだろうか、無名の凡人の事を書いても誰も読まないか。
「武蔵野夫人」は高校生の時に確か読んだと思う名作だが、大人の恋物語だから今読んだ方が楽しめるだろう。
改版されて文字が大きくなったのはありがたい、新潮社も売上を伸ばすことが出来る。
それにしても60年間で77刷は立派だ。
やはり高校生の頃、 文藝春秋誌上で南沙織との対談があり、コンラッド・ローレンツを南沙織が読んでいて、動物行動学の話になったところに単なるアイドルでない沙織ちゃんの知的レベルの高さを感じたが、その頃既に高齢であった大岡昇平がローレンツを読んでいることにも感心した。
もう、40年前の話だ。
小堀杏奴は簡単に手に入りにくいので重版され廉価で手に入るのはありがたい。
文筆家の娘が随筆を書くケースが圧倒的に多いが、それは編集者が父親のことを書くように進めることがきっかけになるのだろうか。
阿川佐和子、檀ふみ、江国香織、幸田文などちょっと考えただけでも随分いらっしゃる。
さて、私のことも娘が書いてくれるだろうか、無名の凡人の事を書いても誰も読まないか。