キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

アナケナがやって来る

2009年09月11日 | Weblog
湘南地方も朝夕はめっきり冷え込んできました。ついこの間までは窓を三方広々と開けて寝ておりましたが、この頃では朝方寒くて目を覚まし、窓を閉めタオル布団に包まるようになっております。こうなってきますといよいよワインシーズンも間近に迫ってきたという事でして、ワイン業者も夏バテでへらへらしている場合ではなく、走らなければいけません。

来週アナケナがチリからやって来ます。正確にはアナケナの従業員である輸出部長のラウルとアジア担当のレアンドロがやって来るわけです。14日に横浜事務所で今期の反省と来期の打ち合わせを行い、その日の午後からお取引先回りを始めます。翌日からは二手に別れ、ラウルは神戸から名古屋へ向かい、レアンドロは火曜水曜と首都圏をうろついてから、札幌へ移動して北国での販促に精を出すことになっております。

この消費不況の中、コストパフォーマンスが高いチリワインはどうにかその地位を保っているように見えます。8月は気候不順でワインの売上が昨年対比100%を越えて決して悪くありませんでしたので、アナケナの好成績は単純に商品力のせいだったとばかりとは言えません。9月の実績を見れば実力なのかフロックなのかはっきりいたします。ましてやメーカーから二人も販売促進にやってくるわけですから、他のワインを大きく引き離してぶっちぎりの成績を残して当たり前です。追い上げ急なアルゼンチンワインのドミニオ・デル・プラタと格の違いを見せてほしいものです。

ここまで品種の単純さとテロワールの単純さが、分かりやすいというアドヴァンテージを生み、日本の市場で大きくリードしてきたチリワインですが、個人的にはライバルのアルゼンチンワインが、そのテロワールの多様性と栽培地域の標高の高さから、品質の優位性を発揮し、今後日本市場で大きく伸びる可能性を秘めていると思っております。
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