



疏水に近い亡友の生家の守りを託されている、駆け出しもの書きの綿貫征四郎。行方知れずになって半年あまりが経つ愛犬ゴローの目撃情報に加え、イワナの夫婦者が営むという宿屋に泊まってみたい誘惑に勝てず、家も原稿もほっぽり出して分け入った秋色いや増す鈴鹿の山襞深くで、綿貫がしみじみと瞠目させられたもの。それは、自然の猛威に抗いはせぬが心の背筋はすっくと伸ばし、冬なら冬を、夏なら夏を生きぬこうとする真摯な姿だった。人びとも、人間にあらざる者たちも…。『家守綺譚』の主人公にして新米精神労働者たる綿貫征四郎が、鈴鹿山中で繰り広げる心の冒険の旅。

サカキ、リュウノウギク、キキョウ、マツムシソウ、アケビ、茄子、アケボノソウ、杉、タブノキ、ヒヨドリジョウゴ、樒(しきみ)、寒菊、ムラサキシキブ、ツタウルシ、枇杷、セリ、百日草、スカンポ、カツラ、ハウチワカエデ、ハマゴウ、オミナエシ、茅
「家守綺譚」の続編
家の近所や庭から離れて鈴鹿へ・・・遠い・・・ゴローを探して一緒に旅した。
途中、なにゆえそのようなところに?と聞かれ、鬼籍に入った友人のすすめで、とか、尋ね人ならぬ尋ね犬があって、とかイワナの宿に行きたくて・・・言うのをためらったがやっぱり言っちゃうのね。
鬼籍に入った友人である高堂は「家守綺譚」ほど登場はしないのだけれど、出ることは出る。
イワナの話は、このイワナを・・・なのだけれどイワナじみた男の手首を摑むと小さくしゅるんと縮んで魚籠の・・・イワナに戻して仕舞っちゃう。そんな話でイワナの宿もあるんだろうなぁ~なんて読んでいた。
河童の話は「家守綺譚」で聞いていたから・・・
佐久平と地名が登場して おー・・・ハチの子食べるみたいですね。
第3弾がありそう・・・? だってまだ 高堂が・・・




海からの景色を見せたかったらしく、寒いのに甲板に・・・すばらしいっ!


話には聞いていたけれど・・・鹿・・・頭になにか?・・・ちょっと見せてね。










鳥居の先の海の向こうにへんてこりんな建物が・・・なに?あれ?・・・鳥居に向けてカメラを構えていた方が、アレを写さないように撮るのだ。と言っていた。



団体じゃないからくっついて行くこともなく、専属?の案内でお散歩みたいに見学した。
もみじ饅頭のお土産はいつもこちらのお店だったけれど、お土産はいいかな?今食べたい!
だからこちらのお店では





そ・し・て・・・出来立てもみじ饅頭をと思っていたら、本日の分は売り切れました。の看板。あら

奥でお茶と一緒にどうぞ~♪と言っていただきお言葉に甘えた。そろそろ閉店時間では?と、あたたかいもみじ饅頭とお茶をいただいて、ごちそうさましました。

お船に乗って宮島口に戻り、ここからはひろでん・・・路面電車だとホテルのすぐそばまで行けるからと・・・路面電車なのにすっごいスピードでお隣のJRと同じくらい!え?路面電車なのに?と思っていたら街中に入って路面電車になったら・・・路面電車のスピードになった。
原爆ドーム前駅のお隣、紙屋町西で降りてホテルへ・・・忙しい日でした。が・・・まだ終わらない。
2/22~24





ビールと豆腐と引越しとヤクルト・スワローズが好きで、蟻ととかげと毛虫とフリオ・イグレシアスが嫌いで、あるときはムーミン・パパに、またあるときはロンメル将軍に思いを馳せる。そんな「村上春樹ワールド」を、ご存じ安西水丸画伯のイラストが彩ります。巻末には文・安西、画・村上と立場を替えた「逆転コラム」付き。これ一冊であなたも春樹&水丸ファミリーの仲間入り!?

ヤクザについて
夜行列車でヤクザと同席しちゃった話 蚊取り線香代わりにタバコを吸った。
文京区千石の幽霊
白い塊のような・・・幽霊
地下鉄銀座線の暗闇
このお話は他の本にも書いてあるのを読んだ。私は地元だからち~っとも気にしなかった人。
電車とその切符 その(1)
一緒に住んでいる人・・・それです。よく無くすのよ。
「豆腐」について(3)
豆腐料理はだいこうぶつだけれど・・・私もそう思います。
食物の好き嫌いについて(1)
へぇそうなんだ。私もお肉の塊は食べないからよくわかる。好き嫌いはありません。なんでも食べます。って聞くと、えーほんとぉ?なんて思う人。
巻末 逆転コラム ・・・ おもしろいのに ・・・ 絵が ・・・


ありがとうございました。
宮島口に到着し改札を出ようとしたら切符がないっ!!!
うっそーーー! なくした? 落とした? コートからリュックからポケットのあるものは全部ひっくり返して大騒ぎで探したけれど・・・ないっ!
しょがない・・・と改札に行って・・・
「すいません。これと同じ切符を2枚買っていたんですけれど、この人なくしました。」
と倉敷~宮島口の切符をみせたら・・・
おー、それなら駅に届いていますから大丈夫、出てください。
???あのー・・・ 大丈夫ですよ。
どなたかが拾って届けて下さったんですか? そうなんです。
あのー何処の駅で・・・ 糸崎ですね・・・
すごいでしょ・・・
広島 
そんなわけで拾ってくださった方にお礼が言えないので、こんなブログにでも言わずにはいられないから ひとりの方宛 に書きました。
宮島口に到着し改札を出ようとしたら切符がないっ!!!
うっそーーー! なくした? 落とした? コートからリュックからポケットのあるものは全部ひっくり返して大騒ぎで探したけれど・・・ないっ!
しょがない・・・と改札に行って・・・
「すいません。これと同じ切符を2枚買っていたんですけれど、この人なくしました。」
と倉敷~宮島口の切符をみせたら・・・
おー、それなら駅に届いていますから大丈夫、出てください。
???あのー・・・ 大丈夫ですよ。
どなたかが拾って届けて下さったんですか? そうなんです。
あのー何処の駅で・・・ 糸崎ですね・・・
すごいでしょ・・・


そんなわけで拾ってくださった方にお礼が言えないので、こんなブログにでも言わずにはいられないから ひとりの方宛 に書きました。


















広島に行く途中にちょっと寄ってみよう

ちょうど「第12回 鞆・町並ひな祭り」開催中だった。
たぶんいつもは静かな歴史の街なのだろうけれど、車も人もお雛様もたくさん・・・この時期に来られて良かった。


福山駅からバスで・・・途中からきれいな瀬戸内海をみながらゆらゆらと・・・
帰りのバスはがらがらだったけれど、福山駅に行くまでには満席に。
その福山駅で見かけたのは・・・ふくやま美術館 3月2日(日)まで、「佐野洋子絵本の軌跡『100万回生きたねこ』たちがおしえてくれたこと」開催中のポスター
駅からすぐだったから、行ってみようかとも思ったのだけれど、このあと尾道に寄って厳島神社へ・・・ちょっと無理かな?で、ポスターみただけ。
2/22~24





紙魚となって時空を超え書物を渡り歩く諜報員・フィッシュ、彼を追う刑事・ロイド、凍った言葉を解く4人の“解凍士”、秘密を握っていると思しき水晶の眼の女・レン―凍った言葉をめぐるマジカル・ファンタジー。

あきらめず読むこと・・・そう。いままであきらめずに読んだから・・・ちょっとぉ!な所に行けた・・・この世界がたぶん好き 「パロール・ジュレ」とは「凍った言葉」
奇なり奇なり
彼はたったいま書物のページから抜け出てきた、これは比喩ではなく。・・・と始まる。
フィッシュといわれる諜報員は水の中ではなく、本の頁を泳ぎ渡るのが仕事らしい。なんかよくわからないぞ~と思いながら、何が始まる?
あのタクシーの運転手は?・・・ずいぶん経ってから情報が!
いったい何を言っているんでしょうね?
「あなた気は確か?」そんなことを訊かれても、もともと気は確かではなかったし、ただいま変貌中である。
あーそうなんだ・・・
「このトンネルはどこまでつづいているんだろう」「たぶん、終わりまでじゃないですか」
確かにね・・・
あれ?ココノツ?・・・不思議
え?そういうことだったの?・・・ちょっと悲しい・・・キノフという町があるの。





これは、つい百年前の物語。庭・池・電燈つき二階屋と、文明の進歩とやらに棹さしかねてる「私」と、狐狸竹の花仔竜小鬼桜鬼人魚等等、四季折々の天地自然の「気」たちとの、のびやかな交歓の記録。

学生時代亡くなった親友 高堂 の家に住むことになった 綿貫 が出会った不思議なものや出来事のお話
まずは庭のサルスベリに好意をもたれた・・・ってところからもう不思議が始まっている。そして掛け軸のなかの白サギが出てきたり、ボートに乗って亡くなったはずの高堂が、やぁ!と会いに来たり・・・わくわくする。
ヒツジグサは未の刻になると律儀に花を開く。
電気などという、手にとって確かめられもせぬものは、やはり信用せぬに越したことはない。
啓蟄だと小鬼が出だす。
お隣の奥さんがいとも簡単に不思議をきる?
100年前・・・
面白すぎて・・・終わっちゃったわとがっかり・・・ただ、今後掛け軸を見ると・・・ちょと楽しみ。
博物館でも美術館でも夜になり誰もいなくなると楽しそうにしているのではなかろか?なんて思ってもいいじゃない!と思った。





11月下旬の八ヶ岳。山荘で目醒めた小説家の安斎が見たものは、次々と襲ってくるスズメバチの大群だった。昔ハチに刺された安斎は、もう一度刺されると命の保証はない。逃げようにも外は吹雪。通信機器も使えず、一緒にいた妻は忽然と姿を消していた。これは妻が自分を殺すために仕組んだ罠なのか。安斎とハチとの壮絶な死闘が始まった―。最後明らかになる驚愕の真実。ラスト25ページのどんでん返しは、まさに予測不能!

そんなんでどんな展開になるのか、怖~~~・・・本当にこんなことするわけ?ハチが・・・なんて読んでいた。
で、ラスト25ページのどんでん返しは、まさに予測不能! と書いてあったからどうなる?
え?そういうことなの?どんでん返しっちゃぁどんでん返しだけれど、でんぐり返ししちゃいそうだった。
ハチとの戦いはすごかった。ぐいぐい引き込まれた・・・なのに・・・まさかの、なんだこりゃ!
テレビドラマだったら、おーそうかぁー!ってなったのかな?


管理人さんに、雪はどのくらい積もっていますか?って聞いたら、ギョッとする数字を仰って、いつお出でで? 出来れば週末にでも。
道路の雪は大方取り除いてあるそうだけれど、我が家はちょいと入ったところで、先のお宅は名札だけで家は建っていない。だから車は通らない。
週末に間に合うように道の雪はどけてくださると・・・
で、前日、雪はどけ、入り口は南斜面なので車は大丈夫。ただし入り口から玄関までは相当積もっている。人が通るだけなら大丈夫そうってことで、ぜひお出でください。と・・・せっかく雪をどけていただいたので、それならと行ってきた。

お馴染み佐久の草笛で、くるみ蕎麦を食べて・・・しばらくこなかったら麺がちょっと細くなっていた。


到着そうそうテラスの雪をがばがば取り除いたのに

朝起きたら、こんなことになっていた。


焼却炉と街路灯がすっぽり埋まってしまった。膝くらいまで積もっちゃった。
お正月に来たとき程寒くはなく、寝るときはいつものように暖房を消した。
ここでこんなに雪が積もるのはめずらしいそうで、我が家もここには20年近くになるけれど、びっくり


そんなこんなで2日間だけ、これは様子見ってことだね?何処もなんともなっていなかったからよかった。
美味しいパンが食べられるという楽しみが増え、高原の家にカメムシがいたって、ムササビが夜中にウッホウッホと庭を歩いていたって、便所こおろぎが共食いをしていたってへのかっぱになった。

駐車場にはぶんぶん車が行き来しているわけで・・・親らしい人がいない。
どうしよう。あとでなにかあってニュースで知ったとしたらと思うとゾッとして、お手つないで親を探したけれど、見当たらない。
お店の方に言っていると、居た!親。
駐車場に一人でいたからと言ったら親は無言で去っていった。ナニハトモアレ親がみつかってよかったよかったと思ったのも束の間・・・子供はとっとっとっと走っていった。親はやっぱり知らんぷり。
お店の方もびっくり!ちょうどそこは自動販売機があって、熱い飲み物を持っている人もいて、ヒヤッとしていた。
何事もなくてよかったわけで・・・それぞれ事情はあると思うけれど、お手々つないであげて。両手がふさがるようなら何度も往復すればいい。おんぶ紐や抱っこベルトだって、子供用ハーネスだってあります。子育ては大変だけれど






どこから読んでも佐野洋子。姐御風童女の魅力的な過激発言にはげまされ、不思議な元気に出会える本。

きれいごとばかり言っている人・・・若い頃はもしかしたらいい人?なんて思っていたこともあったかも知れないけれど、この歳になると、何言ってんだか。
そういう世界にだけ居る人はきれごとを言っていてもよろしいのです。が・・・そんな特殊な場所にはいないからね・・・
心がきれいな人と、きれいごとを言う人は・・・違うから・・・と誰でもわかっていることを言ってみたりして。
それにしても子供の頃の事からずっと覚えているのがすごいっ!
「まえがき」のかわりの自問自答が素晴らしく面白かった。
◆使ったことのあるいちばんひどいあなどりのことばはなんですか
あら~と言ってしまった。ふふふ・・・
「野々宮」は「天使のお道具」を運ぶ
お嬢様方の話・・・大笑い
天気のほうが偉いのである
そう、子供の頃履物投げてやっていた。ちょっと違うっぽい!とか言って、もう一回・・・天気予報は必要なかったんだね。
理想の子供なんか一人もいない
小学校三年生の時に十八歳の女の代用教員に出会って佐野さんは佐野さんになったらしい。
わかるような気がする。そっかぁそれがきっかけ・・・
楽しかったぁ~~~

読み終わって あとがき 読んで、欠陥商品ねー・・・「この世はみにくく、めちゃくちゃでくそいまいましいが、しかし、限りなく優しく美しくおごそかに、衿を正してひれ伏したい程素晴らしい。」息子さんとの会話もいいなぁ~
と、ページをめくったら解説が 群ようこさんだった。そうそうわたしもそこに食いついたのだ。と・・・得した感じ。







今日は年に一度のイベント、書店大賞授賞式の日。成風堂に勤める杏子と多絵は、初めての授賞式参加とあって、華やいだ気分でいっぱいだ。ところが朝の業務を終えて出かけようという矢先に、福岡の書店員・花乃が「書店の謎を解く名探偵」に会いに成風堂を訪れる。書店大賞事務局に届いた不審なFAXの謎を名探偵に解いてほしいというのだ。一方、明林書房の新人営業マン・智紀も、全国から書店員が集まる今日を有意義に過ごすべく、準備万端調えていた。そこへ、他社の営業マン・真柴から、今すぐ来いと呼び出しを受ける。書店大賞事務局長の竹ノ内が、今日のイベントに関わる重大問題に頭を抱えているらしい…。“成風堂書店事件メモ”と“出版社営業・井辻智紀の業務日誌”、両シリーズのキャラクターが勢ぞろい!書店員の最も忙しい一日を描く、本格書店ミステリ。

あわただしい一日が始まりました。時間を追って、あっちチームとこっちチームがドタバタと繰り広げているのだけれど・・・
えっ? なぁんだ、そうだったの?・・・
あーそういうこと・・・
あっちこっちドタバタと走り回った感じで、授賞式ってもんが・・・
ちょっとだけその大賞とやらを覗き見した感じ。どの世界もいろんな人がいていろんなことをしてしまう人がいるもんです。
