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本・小路幸也 「猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷」

2012-09-18 06:39:20 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

           猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷

 内容(「BOOK」データベースより)
蘆野原の郷は、古より、人に災いを為す様々の厄を祓うことが出来る能力を持つ者を輩出してきた。その若き長・和弥が娶った妻・優美子が、ある日猫になってしまい…。文明開化の移りゆく時代。変化しつつある時代の端境に使命を負った青年と幼馴染みの親友・泉水。彼らの未来は…。丹念な筆致で描く、叙情的幻想小説。

 妻の優美子がある日猫に・・・って書いてあったから、あら、にゃぁだ、人間やめちゃったん?って読み始めたら・・・そういうことでしたか・・・にゃぁ  
で、私も にゃぁ ってみた~いっ!なんて思ったわけ。

蘆野原の長で和弥は見えない、幼馴染みの泉水は見える。二人とも蘆野原に住んではいないけれど陰陽師の安倍晴明みたいなことをする・・・?
その和弥に見えなくて、泉水に見えたものは「鬼女が白無垢を血に染めて、大刀を持って舞っていた。」 結婚どうしたんだろう・・・?

で、ニャンコは妻だけでなく、ある日ニャンコの姿で現れ多美と名づけられた女の子も出てくる。
妻はこの家に来るべくして嫁いできたの・・・お!ニャンコって思っていたら、ツツツとお帰りなさい。って・・・いつどのタイミングで・・・?あーそういうこと・・・

「蘆野原は、あの世とこの世を繋ぐ境目にある土地。そこに住む人たちは、神様と言葉を交わす」

そんなわけで ふ・し・ぎ な お・は・な・し ・・・ 


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ロシア サンクトペテルブルグ 巡洋艦オーロラ号

2012-09-17 05:31:06 | 2012 ロシアの旅




ペトログラード川岸通りに係留されているたオーロラ号

「日本海海戦にも参加した3本の煙突で6,000トンの巡洋艦。1917年10月革命の始まりを合図するために発砲をした船」

川岸にはおみや物を売るお店が縁日のようにならんでいました。

乗れますが、このツアーでは乗りません。乗る人は行列を作って並んでいました。結構長い行列でした。中は海軍中央博物館の分館になっているそうです。




        



オーロラ号のお話を聞いている最中も、通りを挟んだこちらの美しい建物が気になって・・・なんでしたっけ?ガイドさんが説明してくださったのですが、すっからかんになっています。たぶん・・・ナントカだったよな~と、浮かびますが、いい加減な事は書かずにおきます。

メモは持っていたけれど、カメラにバッグ、スリに注意っ! もーっ!・・・


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本・三浦しをん 「悶絶スパイラル」

2012-09-16 05:21:50 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

          悶絶スパイラル (新潮文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
作家の一日は忙しい。「シャツがイン」のあるべき姿を考察し、脳内政界ラブロマンスに思いを馳せ、ジョジョTを着て打ち合わせにむかう。タクシー運転手さんにはモテ女を演じ、野球場のゲイカップルをやっかみ、天丼を求め夜の町を彷徨う…。キャラの濃すぎる家族や友人たちに囲まれて、妄想アドレナリンは今日も絶賛分泌中。愛と笑いで読者を包む、情熱的ミラクルエッセイ。

 カバーに描かれている人物が巻を追うごとに増えているんですって、4人いるから4冊目。

BLとかは知らないから、出てきても、あー・・・ だった。が、小説は何冊か読んでいるから、 同じ人? なんて思いながら、軽快な文章にひかれヘラヘラと楽しく読んだ。ハチャメチャ~

姉弟は仲がいいのね。弟が姉に向かって、おい、ブタ! って言うの・・・

お父さんもお母さんも・・・ユニークって言ってもよろしでしょうかしら?突然両親がこの方達だったら、慣れるまでオヨヨだけれど、生まれたときからですもんね。楽しそーーー♪

家族で行った球場で・・・おかあさん、歯磨き始めちゃいました。

お父さんはトイレの後、手を洗いません。トイレの前に洗います。

島根で入った小料理屋で、ひとりで来たの? に、そのお客のおじいさんは 一人じゃないよ。影とふたりだ。

家族で泊まった朝、いびきがうるさいと、お父さんに向って弟が投げたスリッパやビーチサンダルをみて、お母さんは言った・・・どうして寝ながらスリッパ集めちゃったんだろう?

書店立ち読みで、ん?何これ?かーわいーい~~~・・・と手に取ったら三浦しをん。

さっそく図書館でリクエスト、順番来て読みました。 楽しっ!


「舟を編む」が本屋大賞をとって、大ヒットしていますから宝くじで一億円当たったらなにをする?ベスト5は叶っちゃうかな?

面白いから全部読んじゃう 


 自分より年下の人が書いた本は読む気がしない。って、おっしゃった方がいます。
そんな事言ったら、死んだ人ばかりになっちゃう・・・ 

私、死んでいる人の本はあまり読みません。 どっちもどっちだわね 


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ロシア サンクトペテルブルグ ロストラ灯台柱

2012-09-15 00:12:48 | 2012 ロシアの旅
        



        







「《 Rostral'naya kolonna / Ростральная колонна 》ロシア連邦北西部、レニングラード州の都市サンクトペテルブルグにある灯台。市街北西部、ワシリエフスキー島の東側、通称ストレルカと呼ばれる岬に位置する。ネバ川の航路の安全のために19世紀初頭に設置された。高さ約32メートル。」

ガイドさんが説明してくださったのに・・・忘れています。 だから調べて貼りました。

角度によって目がついていたり、おいでおいでしているみたいだったり、指揮をしているみたいに見えたり、え?笑ってる? ようにも見える。

サンクトペテルブルグ市内で見てみたかった物のひとつです。

対岸に大きなエルミタージュ美術館が見えています。

花嫁もあちらこちらにいて、お酒のビンを抱えて陽気な人たちに祝福されていました。

このあと めでた~い! ガッシャーン! と、するのだろうか? 相変わらず硝子がたくさん散らばっていました。

旅行中思ったこと・・・
出会ったロシアの女の人は、スタイルが良くて、顔がすごぉくちっちゃくてとても  きれい   若い人は・・・

おばちゃんはどこもいっしょ・・・ねーーーっ 


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本・荻原浩 「噂」

2012-09-14 07:02:58 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

         噂 (新潮文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。

 ミステリー・・・最終章を読んで  え?事件は解決したのよね?え?
そう、ミステリーを読むにはまだまだ修行がたりない・・・

渋谷の女子高生を使うって言うのは聞いたことあるけれど、女の子育てていないからわらない。

女刑事、本庁の警部補 名島。主役は小暮?でもチーム・・・名島がいい。さすが女刑事。そうだ!そういうのは女じゃないとわからない。

映画「羊たちの沈黙」にでてくるバッファロー・ビル!女の皮膚を剥いでミシンで縫っている姿、傍らのトルソー 

荻原さんはいろんなものを書かれているんですね。「明日の記憶」は映画で見たから読んではいないけれど、「愛しの座敷わらし」にしたって・・・で、この「噂」はサイコ・サスペンス。


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本・吉永南央 「オリーブ」

2012-09-13 06:15:09 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

          オリーブ

 内容(「BOOK」データベースより)
街中で喪服姿の妻を見かけ不審を抱いた慎一は、弔われた故人の名が、結婚前の妻と同じ「斉藤響子」だったことを知る。葬儀の翌日、彼女は姿を消した。慎一は響子の跡をたどろうとするが、手がかりは持ち去られるか処分され、唯一の肉親である母親とも連絡が取れない。さらに、そもそも二人の婚姻届すら提出されていなかったことが判明する。彼女は何者だったのか、そして何の目的で慎一と結婚したのか―。(『オリーブ』)。

 オリーブ / カナカナの庭で / 指 / 不在 / 欠けた月の夜に の5編

実がならないオリーブって自家不結実性だからそれ1本だと実がつかない。そう言われて品種の違うオリーブを買って帰った翌日、妻は消えた。と言っても籍に入っていなかった。そしてお金いっぱい持って消えた。医療ミスが原因・・・?ミステリー。連絡が欲しいから家の電話番号を示した金額を銀行口座に振り込んだ。あとひく・・・で、どうなるの~!

カナカナの庭で は切ない。驚かそうと思って一日前に帰ってきてみたら、いろんなことがわかってしまった。もうすぐ死んじゃうのに知らなくてもよかったかもね。カナカナはひぐらし。

欠けた月の夜に 突然亡くなったご主人は過労死だと決め付けて騒いでしまった。ご主人には秘密があったけれど知らなかったのは妻だけ。父親と息子の関係がいい。母親は視野が狭くなっちゃうって事あるからね。そっかぁ、ヘリの操縦ね。もう大丈夫ね。

指も不在もよかったけれど、いちばんは 欠けた月の夜に かな・・・


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臼田の大きな大きなパラボラアンテナ

2012-09-13 00:05:46 | ときどき森へ・・・






 



 

映画を見終わったら、そうだ、あのアンテナ行ったよね。で、行ったわけ・・・

シールの見学者バッジを胸にペタンコと貼って見学です。

二度目だったけれど ヒェー大きいね。 そっか、これがね~・・・と、空を見上げた。

昼間でも人工衛星は見えます。以前住んでいた所は駅までバス。なかなか来ないときは空を見上げていました。すると、ほんのたまぁに ピカッと光るんです。
夜は見えますよ。ミールを追いかける秋山氏の乗ったソユーズを、あんぐり口をあけてみていましたから。

日本人初の宇宙飛行士 秋山豊寛


以前行ったときと同じ国道から入るルートを辿ったのですが、何のことはなく、帰り道、別ルートを辿ったら、なんとご近所!すぐそこでした。えーこんなに近いの?と、びっくりした。

高原の家からも星が見事にたくさん見えます。
そばかすみたい・・・だからときどき イーッてぐちゃぐちゃやりたくなります。天の川もきれいにみえます。そう、この辺は星がきれいに見えるところなんです。

受付で質問 ・・・ あのー、前に来たときもお椀みたいにアンテナ上向いていたんですけれど、いつきたら斜めになっていますか?

小学生が質問しているのではありません。

あ!平日に来ればいいんですね。ありがとうございます。と、言ったところで、平日は無理。

受付で車のナンバーと住所氏名を書いて入ります。

 歩いて来ました~・・・マジかよ、嘘つくんじゃねぇどー。なんてことは誰も言っていません。妄想族ですから、気にしないで下さい。

なんでこんなところ歩いているのかしら?熊に襲われたら大変。乗っていく?って乗せてあげようか。

そんな心配は入らず・・・車で大人たちが見守っていましたね。その追い抜いた少年達がやってきました。

歩いて・・・

どこから歩いていたのかしら?あんだけ歩いてきたのに、すっげー!でっけー!と元気はつらつ。
それを見て、すっげー!歩いたか!  ちょっとおばちゃんと中身とりかえっこしない?  

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ロシア サンクトペテルブルグ ペトロパヴロフスク要塞

2012-09-12 06:44:04 | 2012 ロシアの旅








「スウェーデンとの北方戦争の際、ネヴァ川の河口を防御するために建設された要塞。起工日は1703年5月27日(旧暦は16日)。この日付こそが新たな首都サンクトペテルブルグの誕生の日とされている。要塞内部には聖堂などさまざまな建物を建設。中でも鐘楼の高さが122mで、街の中心部では最も高い建物のペトロパヴロフスク聖堂が際だった存在感を見せる。」案内より


案内のしおりには(入場)(下車)(車窓)って書かれていて、ここは(下車)って書いてある。バスを下車しての見学となっていますが、下車したっけ? もう忘れています。 忘れるの早っ!

やっぱり降りていないわね。だって、写真が全部運河の船上からですもん 

ってことで、写真を整理して ふ~ん・・・ 
 

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ロシア サンクトペテルブルグ 8/11 お昼ごはん

2012-09-11 00:05:39 | 2012 ロシアの旅


 







聖イサク寺院 (イサク大聖堂) 見学のあとは ロシアに来て初めてのお昼ご飯 町のレストランで・・・お魚料理

このほかにパンとコーヒーか紅茶がつきます。テーブルの上にはペットボトルのお水がありましたが、お飲み物は別料金で注文 (しなくてもいいのですが、何となく成り行きで・・・) するから、お水はお持ち帰り。

美味しかったからぺろりと完食 

お食事の話の時に何ですが・・・おトイレ事情がありまして、レストランで利用します。が、ちょっとしかない為集中します。で、後にしましょう。なんてお食事終わってからだと はい!出発! おいていかれはしませんが、あせります。
なにしろウォシュレットの国から参っておりますのでね。いろいろとあるのですわ。

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本・角田光代 「月と雷」

2012-09-10 07:07:00 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

          月と雷

 内容(「BOOK」データベースより)
不意の出会いはありうべき未来を変えてしまうのか。ふつうの家庭、すこやかなる恋人、まっとうな母親像…「かくあるべし」からはみ出した30代の選択は。最新長篇小説。

 日頃、普通ってなんだ?って思っていたのが、普通じゃない人のお話を読んで、あー普通ってそういうこと? って思ったお話。

普通って、こっちの普通とあっちの普通が違うことだってあるでしょ?だから・・

初から終わりまで  どんより  ・・・ 赤ちゃんが生まれてもやっぱり  どんより  

ちょっとだけ陽が出たのは、泰子が元婚約者の山信太郎と互いの子供を預けている保育園で再会した時・・・赤ちゃん言葉をちゅかっていたんでちゅ。

小説を読むと、いるいる、こういう人!・・・って思うことが多々あるけれど・・・ここに出てくる人、まわりにいるかどうかもわからないから、お話聞かせてくれてどうもです。

直子や息子の智とはちと違う「かくあるべし」からはみ出した30代といわずに人間が、いるはず。

その「かくあるべし」 が本当に正しいか、いつの時代でも正しいかはわからない。
世の中が 「かくあるべし」 ばかりだったら、むしろ怖い。  

小説の力にぐいぐいひっぱられ、読み終わったときは・・・はぁ、そうですか。そりゃある時期まで直子というお母さんが普通だと思っていたのですものね。

お散歩中に野良猫みつけたら、直子のことがよぎるかも。そして明日花はどう?と、ちこっと心配なぞしてみました。


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ときどき信州

2012-09-10 00:02:51 | ときどき森へ・・・


         金曜日の夜 サービスエリアのスタバ 

帰ってきたら行くよ~・・・おにぎり作って待っていた。我が家から高原の家までは、道が空いていれば2時間半ほどで。



      次にきたときにはきっと稲刈りは終わっている・・・ 





                軽井沢に続く道 



                  ソバの花 



       

帰りもお天気が良かったので久しぶりに山越え。
途中 道の駅しもにたの神津牧場ミルクバーでソフトクリームを食べ、ひとつだけしか残っていなかった生しいたけを買い・・・行きは高速料金2050円のところ、ちょっと一般道を通ったのとナントカ割引で950円で帰ってきた。



         雲の手前に雲がある、だから見惚れてパチリとした。

出かけるときの天気予報で雨50%で晴れマークはナシ! 山に行かないでのんびりしましょ~と出かけたところ、朝起きたらお見事に晴れ! ウソツキ! なんて、子供みたいにつぶやいて、山歩きのしたくは持ってこなかったから、やはり予定通りのんびりとご近所だけ・・・

     お手入れの行き届かない高原の家の庭の 木と花 

   

   

                  今回のツタヤさん

 

 

             借りたい物はほとんどからっぽぉー  

11時に寝て7時に起きる。ぐっすりすやすや眠りの世界へ・・・ は、週末のおはなし。 秋・・・

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本・垣谷美雨 「結婚相手は抽選で」

2012-09-09 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

          結婚相手は抽選で

 内容(「BOOK」データベースより)
「抽選見合い結婚法」が制定されました!少子化対策のために、独身の若者が無理やりお見合いをさせられてしまいます。それを喜ぶ人もいれば、慌てて結婚してしまおうとする人もいて…。それぞれのお見合い事情をコミカルに描く長編if小説。

 こんな法律ありえな~~~い!って読んでいたけれど。案外いいかも。
自分で結婚相手をみつけられない人には朗報?昔はお見合い、今合コン?それでもだめなら・・・

なんたって3人断ったら、まさに軍隊という噂の、テロ対策活動後方支援隊に2年間行かなくてはならない。断られる分には制限がないから、断られるようにもっていく・・・

医療関係者はどうやらそこには行かず、島流し。島の医療が充実するって、そこがいちばん楽しそう。
あー子供ね・・・出来てたんだ。

ifの世界・・・面白すぎ!

で、最後はやっぱり・・・


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本・井上荒野 「結婚」

2012-09-08 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

          結婚

 内容(「BOOK」データベースより)
結婚願望を捨てきれない女、結婚生活から脱したい女…。満たされない女たちの欲望を金に換える古海とるり子、そして古海を家で待つ妻。果たして彼らに待ち受けるものとは?サスペンス色に溢れる父・井上光晴氏の同名小説に材を採り、まったく新しい物語を構築した野心的な長編小説。

 結婚詐欺師に騙されるお年頃ではないから、ふ~ん!と読んだ。

そのお年頃だったとしても騙されない。だいたいお金の話が出たときに怪しいと思うから~・・・な~て言っといて、たまたまお金の話が出ないお相手ばかりだっただけだから、どうだったかな~?

名前を変えて寄って来る。 宝石鑑定士ね~・・・なんか怪しい!

嘘だらけ・・・


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本・百田尚樹 「海賊とよばれた男 下」

2012-09-07 05:17:57 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

          海賊とよばれた男 下

 内容(「BOOK」データベースより)
敗戦後、日本の石油エネルギーを牛耳ったのは、巨大国際石油資本「メジャー」たちだった。日系石油会社はつぎつぎとメジャーに蹂躙される。一方、世界一の埋蔵量を誇る油田をメジャーのひとつアングロ・イラニアン社(現BP社)に支配されていたイランは、国有化を宣言したため国際的に孤立、経済封鎖で追いつめられる。1953年春、極秘裏に一隻の日本のタンカーが神戸港を出港した―。「日章丸事件」に材をとった、圧倒的感動の歴史経済小説、ここに完結。

 読み終わって思ったこと・・・出光佐三が生きていたら、今の日本をどう思ったのだろう?
そして、日本人でよかった。残り少なくなってはいるけれど、日本人であることを今まで以上に誇りに思って生きていこうと思った。
ちょっとオーバーだとは思うけれど、そんなことを本当に思ったのだ。

一万八千トンの日章丸が完成。バンカメが出てきた。ブリヂストン創業者 石橋正二郎も出来てきた。

静かな闘志が沸き起こり・・・読んでいてわくわくどきどき・・・すごい人がいたのね。

後半は  がじんわり。特に日田さんが出てくると・・・ 日田さんがいなかったらなかったこと。

最初の妻ユキが子供が出来ないと身を引いたときも驚いたが、どこにも嫁がず老人ホームでなくなって、遺品には・・・すごいなこの人と思っていたけれど、本当にすばらしい人だったの。

鐵造は終身店主になってから、多忙と断ってきた講演を引き受けるようになり、成功譚や経営学の話はいっさいせず、内容は、日本の伝統と道徳であり、人間尊重の精神についてであった。


またしても百田さんの作品に感動いたしました。

「題名のない音楽会」のスポンサーは出光興産。番組途中でCMが入らないのは出光興産元社長、出光佐三氏の「芸術に中断は無い」という考えに基づくためなのだそうですよ。


百田尚樹 待望の最新刊『海賊とよばれた男』いよいよ発売!



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本・百田尚樹 「海賊とよばれた男 上」

2012-09-06 07:06:54 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

          海賊とよばれた男 上

 内容(「BOOK」データベースより)
敗戦の夏、異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、なにもかも失い、残ったのは借金のみ。そのうえ石油会社大手から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも馘首せず、旧海軍の残油集めなどで糊口をしのぎながら、たくましく再生していく。20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とはいったい何者か―実在の人物をモデルにした本格歴史経済小説、前編。

 モデルは出光興産の創業者である出光佐三氏

他の企業がどんどん人減らしをしているのに、店主の鐵造は一人の首も切らなかった。だから海軍燃料タンクの底を浚う仕事が出来るほどの人員があった。

知らない、知らない、知らないことがたくさん書かれている。GHQの事だって・・・そんなこと知らなかった。

神戸の学生時代にもうすでに、生産者も消費者もともに潤う、問屋を通さずに生産者からの直接販売を唱え、卒論では石炭の終わりを予言。で、神戸商工の創設者もすごい人だけれど、鐵造、この人すごいなぁー・・・
神戸商工を出たら大手銀行や商社に就職するのに従業員たった3人の小さな店に入る。この経緯もまた・・・

台湾出張で初めて太平洋を見て出てきたのが、コロンブスとマゼラン!これもまた・・・

そして途中、あぁあぁーーーそういうこと。だから出光美術館が門司にね・・・で、門司に行ったときに見学してこなかったことに、がっがり!


「半官半民の会社などを作るとろくなことはない」「親方日の丸の商売がうまくいくはずないです。役人は基本的に金を使うことが仕事ですから」


まじめに一生懸命やっていたら、きっとどこかで誰かが見ているって、ことたいね。

終身雇用があったから、愛社精神があり安心して家族を守れたのだと思う。派遣では・・・どうなんでしょね。

ちょっとこれ、面白すぎます。はまりすぎて、夢中で読んで、家事放棄。夕方まで読んでいて、あ、お掃除まだだ。あら、大変!洗濯物入れなくちゃ・・・でも、続きが気になって・・・

百田作品初の「永遠の0」は、果たして読めるか、わかるかと尻込みしたが、この作品も同じく・・・だが、「永遠の0」同様、とても読みやすくどんどん引き込まれた。

上は、いよいよ日章丸が現れ「敗戦」で終わる。続けて下を読む。


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