内容(「BOOK」データベースより)
2016年10月に逝去した登山家・田部井淳子。男女差別が色濃い時代、女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功した彼女は、どのように生き、どのように山に魅入られたのか―その物語を完全小説化。山を愛し、家族を思い、人生を慈しんだ淳子が、その“てっぺん”に至るまでの、辛く苦しくも、喜びと輝きに満ちた日々。すべての女性の背中を優しく押してくれる、感動長篇!
読書備忘録
田部井さんは何度かテレビでお話していたのをみていまして、人の話をよく聞く包容力のある方なのだな~・・・と思っていました。
そうでしたね。
ご主人にも恵まれ、山に行くときに後押しをされ空港でのお子さんとの見送りのシーンはホロリとしました。
私は山は眺めるものだと思っているので、登ることはしませんが、自分ではまずやらない事のお話を聞くのは好きです。
そんなわけで読み始めたら、ほぼイッキヨミ!
頂上に立てるのは、行った人はみんなではないのだという事、地元の人をそんなにたくさんってほど雇って山に入るのだという事、準備にそんなに時間がかかるのだという事、名前を書いて勝手に登るのではない事を知った。
たくさんの大変を乗り越えて現地に入り、現地でも治安の問題やら、病気や、怪我や、次々と起こる問題を片っ端から乗り越えて・・・てっぺんに!
すごいの読んじゃった。が感想。
田部井さんの講演会に行っていたらよかった!と後悔した。チャンスはあったのだ!
★★★★★