内容紹介
定年後の誤算。
一人の青年の出現で揺らぎはじめる夫婦の日常――。 「老いゆく者」の心境に迫る、著者の新境地!
趣味のクロスバイクを楽しみながら、 定年後の穏やかな日々を過ごす昌平とゆり子。ある日、昌平が交通事故で骨折し、 「家事手伝い」の青年・一樹が通うようになる。 息子のように頼もしく思っていたが、ゆり子は、家の中の異変に気づく......
読書備忘録
だいたいそうなるだろうなぁー・・・と思っていてもわさわさ感が半端ない。
一樹は生い立ちを話しそうで話さない。
昌平とゆり子も聞きそうで聞かない。
隣の夫婦もいったい何者?と気になるけれど、気になるだけ・・・ただこういう若者はここにもいる。らしい・・・
年寄りになるということは、きっとこういう事なのだろう。と、まだどっぷり年寄りになっていない私は思った。
そして、昌平が乾電池を買いに行った日のようなことは必ず起こるのだ。ヒトゴトではないことが・・・
「じつは息子が死にまして」突然の登場にびっくりしてぞぞっとした。
やはり、家族がいるっていいよ。
聞いてるか?我が息子達っ!結婚しろよー・・・
いちばん大事なのは家族だなー・・・
イッキヨミ!!!
★★★★★