内容紹介
乙女な心を持つ美術系男子のラブコメディ!
有名政治家を父に持つ遠明寺(おんみょうじ)美智之(みちの)輔(すけ)は、子どもの頃から絵を描くことが好きな乙女な男の子。恋愛対象が同性の美智之輔は、同級生の高瀬君に憧れていたが、思いを告げることもないまま、日本の美大を卒業後、憧れのパリへ留学していた。
ある日、アルバイト先のカフェで美智之輔は、ぼさぼさのおかっぱ髪でベース形の顔が目を惹く羽生(はぶ)光(み)晴(はる)という女性と出会う。凄まじい勢いでパソコンのキーボードを打つ彼女は、偶然にも美智之輔が愛読している超人気ハードボイルド小説の作者。訳あって歴史あるリトグラフ工房idemに匿われているという。
過去にはピカソなどの有名アーティストが作品を生み出してきたプレス機の並ぶその工房で、リトグラフの奥深さに感動した美智之輔は、光晴をサポートしつつ、リトグラフ制作を行うことになるが……。
読書備忘録
ど、どたばた・・・
恋は成就しなかったけれど、いい感じにお仕事にありつけたから、よかったんじゃない?
ってそのオシゴトが・・・
東京ステーションギャラリー
君が叫んだ
その場所こそが
ほんとの世界の
真ん中なのだ。
(c)羽生光晴/原田マハ
パリ・リトグラフ工房idemから ―現代アーティスト20人の叫びと囁き
会期:2015年12月5日[土]―2016年2月7日[日]
「本展は、作家・原田マハの最新の小説『ロマンシエ』(仏語で“小説家”の意)と連動するもので、小説は、日本からパリに渡った主人公がIdemを通じて様々な人に出会い、ここで制作された作品によって日本で展覧会が開催されるまでを描いています。最後は小説から飛び出して、読者も展覧会を実際に体験することができるという本邦初といってもいいユニークなアイディアが盛り込まれているのです」
気がついたのが遅かった・・・展覧会はとっくに終わっておりました。
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