内容(「BOOK」データベースより)
自分以外の人間は誰も信じるな―子供の頃からそう言われ続けて育てられた。しかし、その言葉には、まだ逃げ道がある。たった一人、自分だけは信じていいのだ。ささやかでも確かな“希望”を明日へと繋ぐ傑作長篇!
読書備忘録
「太陽は動かない」をまだ読んでいない・・・
そういう事情があったの・・・
ちょっと前に子供を置き去りにして男のところへいっていた母親の話はニュースになっていた。
子供作ることばっかり覚えて、育てられないんだったら作るなっ!って巣鴨で涙ぐんでカメラの前で言ったおばあさんがいたっけ・・・
鷹野一彦は四歳のときに、母親に置き去りにされ、二歳になったばかりの弟と二人で暮していたマンションに閉じ込められた。
外に出られないようにドアや窓にガムテープを貼って、ペットボトルの水数本と数個の菓子パンをおいて母親は出て行った。
発見されたとき鷹野一彦は餓死した弟を抱いていたそう・・・
死んだことになっているから、戸籍がない。
そんなもんである組織に・・・
いらなくなったら、埋め込んである物を ボンッ!ボムッ!
本格的に組織での仕事をするために、世話になっていた知子おばあさんのところを去る・・・まだ高校生。
ハラハラドキドキ読んだ。
「ここよりももっと良い場所、あるよな?」
「あるよ、いっぱい。私たちが知らないだけで」
まだ希望はある。
お話読んでいて、あれ?C国人が北海道で・・・
南の島で元気に遊んでいる表紙がいじらしい。
え?
まだたった・・・2ヶ月の事だったんだ。